2011年式は−39万円、STI Sport Rは+83万円の上昇 | スバル WRX 中古相場分析【2026年8月版】— 4051台集計
玉数は増えているのに、消えるのは速くなっている——。当サービスが10サイトから収集した2026年7月6日〜8月5日のスバルWRX 4051件を集計すると、掲載が続く在庫は2690台と前月集計から+30.2%の増加。それでいて掲載開始から終了までの日数は中央値14日と、前月の31日からほぼ半分に縮んだ。価格中央値は328万円。年式やグレードによって100万円単位の段差が生まれているこの1か月を、数字で追いかけていく。
市場サマリー
WRXの新着を見逃さない
今月の注目: STI Sport R, S207・EJ20 Final Edition, 青系×3万km以下
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📝 本稿の読み方
- 分析対象: 10サイト(カババ, カーセンサー, グーネット, 価格.com, 車選びドットコム, ネクステージ, 日産公式中古車, スバル公式中古車, トヨタ認定中古車, ヤフオク)の掲載データ 4051台、期間 2026-07-06 〜 2026-08-05
- 集計方法: 期間中に各サイトに掲載されていた車両を集計しています。同じ車両が複数サイトに掲載されている場合は、それぞれを別の掲載として数えています。
- メルカリや個人 SNS の売買、ディーラー店頭のみで売られている車両は対象外です
- 地域によってサイトの掲載量に偏りがあり、全国を均等にカバーしているわけではありません
- ヤフオクの価格は開始価格や現在価格で、実際の落札価格ではありません
- 価格.com に掲載されている車両は、他のサイトとも重複して掲載されていることがあります
- グーネット掲載車両はタイトル表記が独特で、グレードを判別できないものは『不明』として集計しています
TL;DR / 今月の要点
- 当サービスが10サイトから収集したWRX 4051件の価格中央値は328万円。安めの4分の1が224万円、高めの4分の1が428万円、上位5%は572万円
- 前月比で最も動いたのは2011年式で、中央価格198万円→159万円と−39万円。ただし前月31件・今月44件と母数が小さく、傾向として見る程度に留めたい
- STI Sport Rは掲載12件→29件と+142%の増加、中央価格も413万円→496万円へ+83万円の上昇
- 年式の断層は2016年→2017年。230万円→340万円と110万円の段差があり、2017年式にSTI系の高額個体が集中している
- 掲載中在庫は2066台→2690台と+30.2%の増加。一方で掲載終了までの日数は中央値14日(前月31日)
- MTは1570台・中央362万円、ATは1571台・中央292万円。台数はほぼ拮抗し、価格差は70万円
- 下位10%の目安は165万円(走行距離中央値10.7万km、6割強がWRX S4)、上位10%は517万円以上(STI系が過半)
📊 今月の主要数値(当サービス集計)
- 価格中央値: 328万円
- 中央値の前月比: -1.2%
- 集計台数: 4051台(10サイト)
- 掲載期間の中央値: 14日
今月のトップ3変化(前月比)
2011年式の中央価格が−39万円、198万円→159万円へ
本集計で前月比の振れ幅が最も大きかったのが2011年式だ。中央価格は198万円→159万円で−39万円。掲載は前月31件・今月44件と増えており、走行距離中央値も9.3万kmと長い。推測だが、GRB型世代の過走行個体がまとまって入ってきたことで中央値が押し下げられた可能性がある。母数が小さい年式なので、単月の数字は傾向として眺めるのが安全だ。
STI Sport Rが12件→29件と+142%の増加、中央値も+83万円
現行VN5型の中でも動きが目立ったのがSTI Sport R。掲載件数は12件→29件と+142%の増加で、中央価格は413万円→496万円へ+83万円の上昇。今月の同グレードは年式中央値2025年・走行5000kmと、ほぼ新車同然の個体が主体だ。値上がりというより「並んでいる個体の中身が新しくなった」結果と読むのが妥当だろう。台数29件はサンプルが少なめなので、傾向として押さえておきたい。
「STI」表記の集計枠が913件→0件、グレードの分類軸が入れ替わった
前月に913件あった「STI」というくくりが今月は0件、代わりに「WRX STI」613件・「WRX STI Type S」418件・「WRX S4」1295件といった枠が立ち上がっている。同時に、グレードを判別できた比率が前月の43.3%から72.9%へ改善している。つまり車両が入れ替わったのではなく、当サービス側のグレード判定ルールが精緻化された影響を含む可能性が高い。数字の断絶を「流通が途絶えた」と読まないよう注意したい。
スバル WRX 中古市場の輪郭(当サービス集計)
まず全体像から。当サービスが10サイトから収集したWRXの掲載データは、2026年7月6日〜8月5日の30日間で4051件。このうち期間末時点で掲載が続いていたのは2690台だ。内訳は価格.comが1271件、カーセンサーが1085件、グーネットが1072件で、この主要3サイトだけで全体の8割強を占める。以下、ネクステージ169件、スバル公式中古車138件、カババ110件、ヤフオク103件、車選びドットコム87件、トヨタ認定中古車14件、日産公式中古車2件という構成。同じ車両が複数のサイトに出ていれば別々にカウントしているため、実在する車両の台数そのものではない点は先に断っておく。
価格の中央値は328万円。安めの4分の1が224万円、高めの4分の1が428万円、最安層(下位5%)が145万円で、最上層(上位5%)が572万円だった。平均は345万円と中央値より17万円高く、900万円を超える希少個体が数台混じることで高値の裾を引いた分布になっている。価格帯を20万円刻みで並べると、140〜160万円台と340〜360万円台にふたつの山が見える。前者は先代VAB型のWRX S4、後者はSTI系と現行VN5型がそれぞれ作る塊だと読める。1台のクルマの名前でありながら、実質的にはふたつの相場が同居しているわけだ。
サイトごとの中央値も性格がはっきり分かれる。価格.comが279万円と最も低く、カーセンサー340万円、グーネット338万円、ネクステージ369万円、スバル公式中古車381万円、車選びドットコム425万円。スバル公式中古車は年式中央値2022年・走行2.45万kmと若い個体が中心で、価格差は「高い店」というより「並んでいる車が新しい」ことの反映だ。
出入りは活発だった。期間中の新規掲載は1793件、掲載終了は1361件。掲載中の在庫2690台は前月集計の2066台から+30.2%の増加で、選べる幅は広がっている。それでいて掲載開始から終了までの日数は中央値14日と、前月の31日から17日短縮した。在庫は厚いのに回転は速い。この組み合わせが、今月のWRXを見るうえでの前提になる。
年式別の相場と世代の断層
本集計で最も分かりやすい「段差」は、2016年式と2017年式のあいだにある。230万円→340万円、その差110万円。1年違うだけでクラスがひとつ変わる印象だ。
| 年式 | 掲載台数 | 中央価格 | 走行距離中央値 |
|---|---|---|---|
| 2014 | 234 | 230万円 | 8.9万km |
| 2015 | 411 | 201万円 | 8.2万km |
| 2016 | 344 | 230万円 | 6.85万km |
| 2017 | 417 | 340万円 | 5.7万km |
| 2018 | 269 | 345万円 | 5.9万km |
| 2019 | 354 | 348万円 | 5.0万km |
| 2020 | 200 | 395万円 | 3.9万km |
| 2022 | 367 | 371万円 | 2.45万km |
| 2023 | 191 | 395万円 | 2.9万km |
| 2024 | 225 | 466万円 | 1.2万km |
| 2025 | 161 | 496万円 | 0.5万km |
2014〜2016年式が200万円台前半で沈み、2017年式で一気に跳ね上がる。この断層の正体は、走行距離の差だけでは説明しきれない。年式とグレードを重ね合わせると、2017年式にはWRX STI Type Sが108件・中央464万円、WRX STIが99件・中央434万円と、STI系の高額個体が集中している。対して2015年式はWRX S4が207件・中央166万円と、S4の安価な塊が中央値を押し下げている。車種プロフィールにあるとおり2017年にはSTI Sport#が追加されるマイナーチェンジがあったが、断層の主因は「同じ年式に並んでいる車の中身」の違いと読むのが素直だろう。
もうひとつ面白いのが、新しいほど高いとは限らない点だ。2020年式の中央値395万円に対し、2022年式は371万円と24万円安い。2020年式にはEJ20型を積む先代STI(Type S中央535万円、STI中央518万円)が残っており、2022年式は現行VN5型のWRX S4が主体。つまり年式軸だけを見て「新しい方が高い」と判断すると読み違える。
前月との比較では、2020年式が470万円→395万円で−75万円、2019年式が389万円→348万円で−41万円と、いずれも下方向。母数はそれぞれ200件・354件と十分あり、この価格帯の緩みは無視できない。一方2017年式は328万円→340万円と+12万円で踏みとどまっている。
最も新しい2026年式は44件・中央725万円(前月8件・1124万円)。掲載台数が少なく走行距離中央値も35kmと事実上の新車扱いで、傾向として眺める程度に留めたい。2021年式が11件しかないのは、車種プロフィールにある2020年11月のフルモデルチェンジと2021年の先代STI生産終了という節目の谷間にあたるためと解釈できる。
グレード別の値付け
グレード別に並べると、WRXという名前がいかに幅の広い箱かがよく分かる。当サービスの集計で最も台数が多いのはWRX S4の1295台、中央230万円。逆にWRX STI S207は21台で中央619万円。同じ車名で3倍近い開きだ。
| グレード | 掲載台数 | 中央価格 | 年式中央値 | 走行距離中央値 |
|---|---|---|---|---|
| WRX S4 | 1295 | 230万円 | 2017 | 5.7万km |
| WRX STI | 613 | 415万円 | 2017 | 5.6万km |
| WRX STI Type S | 418 | 432万円 | 2017 | 5.7万km |
| STI Sport R EX | 109 | 405万円 | 2023 | 2.2万km |
| GT-H EX | 96 | 345万円 | 2022 | 2.3万km |
| GT-S EyeSight | 92 | 221万円 | 2016 | 6.7万km |
| STI Sport R | 29 | 496万円 | 2025 | 0.5万km |
| WRX STI S207 | 21 | 619万円 | 2016 | 2.8万km |
注目したいのは、年式中央値がほぼ同じWRX S4(2017年・230万円)とWRX STI(2017年・415万円)の185万円差だ。走行距離もほとんど変わらない。CVTのS4と6速MTのSTI、この駆動系と成り立ちの違いがそのまま値札に乗っている。さらにType Sは432万円とSTI標準比で17万円高。年式別に追うと、STI Type Sは2014年式320万円→2017年式464万円→2020年式535万円と、新しいほど素直に上がっていく。
限定・特別仕様の位置づけも明確だ。S207は21台・中央619万円(安めの4分の1でも460万円)、EJ20 Final Editionは8台・中央752万円。後者は少数の参考値だが、走行距離中央値7000kmという数字が示すとおり、走らせるより保管される個体が多いことをうかがわせる。車種プロフィールでは555台限定とされるモデルで、本記事では当時の新車価格を確認できていないため値上がり幅の断定は避けるが、標準STIの415万円に対して倍近い評価を得ているのは事実だ。STI Sport#も5台・中央530万円と高め(少数の参考値)。
現行VN5型では、STI Sport R EXが109台・405万円、STI Sport Rが29台・496万円。台数の少ないSTI Sport Rの方が高いのは、年式中央値が2025年・走行5000kmと極端に若いためで、グレードの上下関係とは切り離して読む必要がある。GT-H EXは96台・345万円で、現行の「快適志向で狙える枠」としては最も分母が厚い。
ひとつ注意書きを。今月の集計には「STI Sport R EX(6MT仕様)」という枠が187台・中央302万円で立っているが、年式中央値2015年・走行8.7万kmと現行モデルの実態と噛み合わない。グレード名の判定に「6MT」という表記を拾っているため、先代STIの個体が同じ枠に流れ込んでいる可能性が高い(推測)。この枠の数字は単独で信用せず、実車の年式で読み替えたい。なお全体のグレード判別率は72.9%で、判別できなかった1096台は中央343万円・年式2022年と、比較的新しい個体に偏っている。
走行距離とコンディションでみる価格
走行距離のグラフは、きれいな右下がりを描く。本集計の距離帯別中央値は、1万km未満が500万円(年式中央値2024年)、1〜2万kmが424万円(同2022年)、2〜3万kmが383万円(同2020年)、3〜5万kmが369万円(同2019年)、5〜8万kmが290万円(同2017年)、8〜12万kmが230万円(同2016年)、12万km超が180万円(同2015年)。台数の重心は5〜8万km帯の739台と8〜12万km帯の771台で、この2帯だけで全体の約4割を占める。
ただし距離だけを見て安心すると足元をすくわれる。距離と年式を重ね合わせると、面白い逆転がいくつも出てくる。たとえば1〜2万km帯の2018年式は23件で中央731万円、0〜1万km帯の2020年式は9件で中央753万円。どちらも同じ距離帯の他年式(2022年式385万円、2025年式505万円など)を大きく上回る。少数サンプルながら、EJ20型STIの極低走行個体がここに固まっていると読める。逆に2〜3万km帯の2015年式は35件・253万円、2016年式は22件・247万円。5万km以下で200万円台半ばというS4系の実用ゾーンも、ちゃんと存在している。
過走行側の値ごろ感も具体的だ。8〜12万km帯を年式で割ると、2014年式が89件で270万円、2015年式が154件で169万円、2017年式が98件で247万円。同じ距離帯でも中身次第で100万円動く。12万km超は210台・中央180万円で、下限を探すならここになる。
車検については、当サービスで表記を読み取れた2766件のうち、残り期間が12〜18か月の個体が512件と最も多く、6〜12か月が415件、0〜6か月が285件、18〜24か月が223件、24か月以上が62件。車検残ありの個体は中央345万円、車検整備付または残なしの個体は339万円で、差は1.8%にとどまる(表記の自動解析による簡易比較で、出品者の属性とも絡むため参考程度に)。少なくとも本集計の範囲では、車検残の有無が値札を大きく左右してはいない。距離と年式、そしてグレードの組み合わせを見る方がはるかに効く、というのが数字の示すところだ。
属性別の供給 — MT/AT・色・地域・修復歴
収集した4051件を属性で切り分けると、WRXという車の二面性がさらにくっきりする。まず変速機。MTが1570台で中央362万円、ATが1571台で中央292万円。台数がほぼ完全に拮抗しているのが面白い。しかも価格差は70万円。同じ車名で、左足を使うか使わないかがこれだけの値差になる市場は、いまや多くない。CVT表記の5台は少数の参考値(中央188万円)、変速機を判別できなかった905台は中央285万円だった。
色はどうか。最多は白系929台・中央340万円、次いで青系754台・380万円、銀灰系643台・304万円、黒系405台・313万円、赤系56台・298万円。青系が白系より40万円高いのは、車種プロフィールが指摘するWRブルーの象徴性と符合する。ただし青の個体にSTI系が多く含まれる構造的な偏りもあるはずで、色そのもののプレミアムと断定はできない(推測)。黄系30台・577万円、緑系6台・868万円という数字も出ているが、いずれもサンプルが少なめで、特別仕様や希少色の個体が混ざった結果と見るのが妥当だ。
地域分布では愛知県が557台と突出し、中央387万円。以下、埼玉県448台・340万円、千葉県300台・309万円、北海道227台・308万円、大阪府188台・369万円、神奈川県151台・385万円、東京都138台・378万円、兵庫県99台・388万円と続く。目を引くのは新潟県の85台・217万円で、上位10都道府県のなかで唯一200万円台前半。雪国という土地柄でAWDセダンの実働個体が多く、距離の伸びた車が集まりやすいのかもしれない(推測)。地域をまたいで探せる読者なら、価格差だけで100万円以上のレンジがあることは覚えておいて損はない。
修復歴は、表記を確認できた3041台のうち「あり」が140台(約4.6%)、「なし」が2901台。中央価格はそれぞれ270万円と345万円で、修復歴ありは21.7%安い計算になる。母数140台と限られるうえ、年式や距離の偏りも含んだ単純比較なので、値引き幅の目安として受け取りたい。なお後述する高価格帯の上位10%では修復歴ありがゼロ件だった。
データが示す「お得ゾーン」と「プレミアムゾーン」
同じWRXでも、下と上では別の乗り物のように見える。当サービスの集計で価格の下位10%にあたるのは165万円以下の383台。年式中央値2015年、走行距離中央値10.7万km、修復歴ありが10.1%と全体平均より高い。グレード構成はWRX S4が61.9%と圧倒的で、判別できなかった枠が29.0%、STI Type Sが3.4%、GT-S EyeSightが2.9%。要するに「距離の伸びた先代S4」が値ごろゾーンの正体だ。ハイオク指定とAWDで維持費は軽くない車だが、200万円を切る予算でシンメトリカルAWDの300馬力級セダンに手が届くという意味では、いまだに稀有な選択肢である。ただし車種プロフィールが挙げるとおり、先代S4はCVTの経年劣化や変速フィールの確認が要点になる。試乗と整備記録の確認は省略できない。
対する上位10%は517万円以上の382台。年式中央値2020年、走行距離中央値1.7万km、修復歴ありは0件。顔ぶれはWRX STIが31.7%、判別できなかった枠が23.3%、STI Type Sが21.2%、WRX S4が15.2%、S207が2.9%、EJ20 Final Editionが1.0%。EJ20型STIの低走行個体と限定車が主役で、走らせる車というより資産性を意識した層が触れるゾーンだ。ここを狙うなら、S207の中央619万円、Final Editionの中央752万円(8台の参考値)が価格の物差しになる。
そして中間層。324万円前後を軸に、300〜400万円台には現行VN5型のGT-H EX(345万円)やSTI Sport R EX(405万円)、先代のSTI Sport(301万円)が重なって並ぶ。装備と年式の組み合わせで選べる幅が最も広いのはこの帯だ。
問題は、この選択が「じっくり考える」時間を許してくれないことにある。本集計では掲載開始から終了までの日数が中央値14日、前月の31日から17日短縮した。安めの4分の1(6日)で消える個体も珍しくない。在庫は2690台と前月から+30.2%の増加なのに、一台一台の滞在時間は短い。週末にサイトを巡回する運用では、条件に合う一台が並んだこと自体に気づかないまま終わる。だからこそ、10サイトを毎日自動で見張り、新着と価格変動を通知で受け取る仕組みが要る。探す作業を人間が担う時代ではない、というのが今月の数字の結論だ。
よくある質問(当サービス集計での回答)
Q1. WRXの中古相場はいくらくらい?
当サービスが10サイトから収集した4051件の集計では、価格の中央値は328万円です。安めの4分の1が224万円、高めの4分の1が428万円、最安層(下位5%)が145万円、最上層(上位5%)が572万円。ただし先代のWRX S4(中央230万円)とWRX STI(中央415万円)で相場が大きく分かれるため、狙う系統を決めてから予算を組むのが現実的です。
Q2. いまは買い時?
当サービスの集計では、価格中央値は前月の332万円から328万円へ−4万円とほぼ横ばいです。一方で掲載中の在庫は2066台→2690台と+30.2%の増加で、選択肢は広がっています。年式別では2020年式が−75万円、2019年式が−41万円と緩んでおり、この帯を狙う人には追い風。ただし掲載終了までの日数は中央値14日と前月の31日から短縮しており、迷っている間に候補が消えるスピードは上がっています。
Q3. 狙い目の年式はどこ?
本集計では2016年式(中央230万円)と2017年式(同340万円)のあいだに110万円の段差があります。予算を抑えるなら2015〜2016年式のWRX S4が中央200万円台前半で最も分母が厚い帯。逆に現行型なら2022年式が367台・371万円と、2020年式(395万円)より安く、台数も豊富です。新しい年式が必ず高いとは限らない点が、この車の面白いところです。
Q4. 走行距離はどこまで許容できる?
当サービスの集計による距離帯別の中央価格は、1万km未満500万円、1〜2万km424万円、2〜3万km383万円、3〜5万km369万円、5〜8万km290万円、8〜12万km230万円、12万km超180万円です。台数が最も厚いのは5〜12万kmの帯で、価格と選択肢のバランスはここ。ただしスポーツ走行に使われた個体が混じりやすい車種なので、距離の数字より足回り・クラッチ・ブレーキの消耗状態と整備記録の有無を優先して確認してください。
Q5. グレードによる価格差はどれくらい?
本集計の主要グレード中央値は、WRX S4が1295台で230万円、WRX STIが613台で415万円、WRX STI Type Sが418台で432万円。年式中央値がいずれも2017年でほぼ揃っているため、S4とSTIの185万円差は事実上「CVTか6速MTか」の差と読めます。現行型ではGT-H EXが345万円、STI Sport R EXが405万円、STI Sport Rが496万円(29台のため傾向として)。限定車はS207が619万円、EJ20 Final Editionが752万円(8台の参考値)です。
Q6. 先代WRX STI(EJ20)は、いま買っても値落ちしにくい?
当サービスの集計を見る限り、少なくとも下がりにくい位置にはいます。上位10%(517万円以上)の382台のうち、WRX STIが31.7%、STI Type Sが21.2%を占め、修復歴ありは0件。低走行個体では1〜2万km帯の2018年式が中央731万円、0〜1万km帯の2020年式が753万円といった数字も出ています(いずれも少数サンプル)。一方で改造歴やサーキット使用歴のある個体も一定数流通する車種なので、同じグレードでも状態による価格の開きが大きい点は前提にしてください。
Q7. 狙いの条件でWRXの新着を毎日追うには?
当サービス「中古車ウォッチ」は、LINEで友だち追加して車種名を送るだけで監視が始まります。この車種ではカババ、カーセンサー、グーネット、価格.com、車選びドットコム、ネクステージ、日産公式中古車、スバル公式中古車、トヨタ認定中古車、ヤフオクの10サイトを毎日自動で巡回し、新着・価格変動・掲載終了をLINEに通知。グレード・価格帯・走行距離・地域などの複合条件で絞り込めます。無料プラン(24時間遅延・1車種)から使えて、有料はリアルタイム通知やAI分析付きで月額780円〜。本記事の数字も、この監視エンジンが集めた実データから生成しています。
2026年8月のハイライトと注意点
今月いちばんの発見は、価格そのものより「速さ」だ。本集計での掲載開始から終了までの日数は中央値14日。前月の31日から17日短縮し、ほぼ半分になった。しかも掲載中の在庫は2066台→2690台と+30.2%の増加。玉数が増えているのに滞在時間が縮むという組み合わせは、探す側にとっては歓迎と警戒が同居する状況である。特に安めの4分の1にあたる個体は6日で姿を消しており、週末だけの巡回では追いつかない。合わせて押さえておきたいのが、STI Sport Rの中央価格が413万円→496万円へ+83万円の上昇となった一方、2019年式が−41万円、2020年式が−75万円と下げていること。同じ車名の中で逆向きの力が働いている。なお本集計は10サイトの掲載データに基づくもので、同一車両が複数サイトに出ていれば別々に数えています。またヤフオクの価格は開始価格や現在価格であり、落札額ではない点にもご留意ください。
本レポートは、中古車ウォッチが 10サイト(カババ, カーセンサー, グーネット, 価格.com, 車選びドットコム, ネクステージ, 日産公式中古車, スバル公式中古車, トヨタ認定中古車, ヤフオク)から自動収集した掲載データ 4051台(2026-07-06 〜 2026-08-05)を集計した分析です。日本の中古車市場全体の動向を示すものではなく、掲載データからは売買の成約は分かりません。購入判断は必ず現車確認と販売店への確認のうえで行ってください。次回の更新は来月初旬を予定しています。
4,051台超のWRXから条件に合う1台を
特に STI Sport R, S207・EJ20 Final Edition, 青系×3万km以下 は出物が出ると早く動きます。10サイトの新着を30分ごとにチェックして、LINEで即通知。
この月次レポートも毎月3日にLINEで届きます。
過去のWRXに関する記事
- 2026年8月5日 WRXの中古車相場ガイド(この記事)
- 2026年7月4日 WRXの中古車相場ガイド
- 2026年7月3日 WRXの中古車相場ガイド
- 2026年6月3日 WRXの中古車相場ガイド
- 2026年5月1日 WRXの中古車相場ガイド
- 2026年4月19日 WRXの中古車相場ガイド
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※ この記事のデータは中古車ウォッチがカババ・カーセンサー・グーネット・価格.com・車選びドットコム・ネクステージ・日産公式中古車・スバル公式中古車など10サイトを横断して収集した2026年8月5日時点の情報です。実際の価格・在庫は各サイトにてご確認ください。