限定車3種が一斉に姿を消した | トヨタ スープラ 中古相場分析【2026年6月版】— 1733台集計
2026年3月、A90型GRスープラは7年の生産を終えた。その直後の5月、本サービス集計では奇妙な現象が起きている。前月まで流通していたMatte White Edition(13台)、Plasma Orange 100 Edition(9台)、35th Anniversary Edition(5台)が、揃いも揃って今月の集計から「消滅」したのだ。8サイトから集めた1733台のスープラ、中央値725万円。生産終了後のこの市場で、いま何が動いているのか。
本稿の読み方
- 分析対象: 8サイト(カババ, カーセンサー, グーネット, 価格.com, 車選びドットコム, ネクステージ, トヨタ認定中古車, ヤフオク)の掲載データ 1733件、期間 2026-05-03 〜 2026-06-02
- 集計方法: 期間中に各サイトに掲載されていた車両を集計しています。同じ車両が複数サイトに掲載されている場合は、それぞれを別の掲載として数えています。
- 注意点:
- メルカリや個人SNSの売買、ディーラー店頭のみで売られている車両は対象外です
- 地域によってサイトの掲載量に偏りがあり、全国を均等にカバーしているわけではありません
- ヤフオクの価格は開始価格や現在価格で、実際の落札価格ではありません
- 価格.com に掲載されている車両は、他のサイトとも重複して掲載されていることがあります
- グーネット掲載車両はタイトル表記が独特で、グレードを判別できないものは『不明』として集計しています
市場サマリー
スープラの新着を見逃さない
今月の注目: RZ 6MT, A90 Final Edition, 2025年式以降の最終改良RZ
8サイトを30分ごとに自動チェック。新着が出たらLINEに即通知します。
この月次レポートも毎月3日にLINEで届きます。
TL;DR / 今月の要点
- 8サイトから集めたスープラ1733件、価格中央値は725万円(前月比 -8万円、ほぼ横ばい)
- 高めの4分の1は814万円、安めの4分の1は550万円。最安層(下位5%)は398万円、最上層(上位5%)は995万円
- 2021年式の中央価格が567万円→643万円へ+76万円跳ねた(本集計で最も大きい変化)
- 希少限定車3種(Matte White Edition、Plasma Orange 100 Edition、35th Anniversary Edition)が前月の流通から消失
- グレード別ではRZが751件で中央値796万円、SZ-Rが201件で550万円、SZが113件で520万円
- MT個体(557件、中央785万円)はAT(449件、中央604万円)より約180万円高い
- 掲載が消えるまでの中央値22日。前月の12日からほぼ倍に伸びた(ただし「成約」を意味するものではない)
今月のトップ3変化(前月比)
1. 2021年式の中央価格が+76万円跳ねた
本集計で最もインパクトのある数字がこれだ。2021年式スープラの中央価格は、前月集計の567万円から今月の643万円へ、わずか1か月で+76万円。サンプル数も39件→58件と増えており、たまたまの揺らぎでは説明しにくい。
なぜ2021年式か。仮説として考えられるのは、生産終了の正式発表(2025年4月)を受けて中古に流入した「6MT追加前の最終8AT世代」の希少性が再評価された可能性だ。2022年10月のRZ 6MT追加直前の最後の8AT-only世代が2021年式にあたる。ただし、本サービス集計はあくまで掲載価格であり、推測の域は出ない。
2. 限定車3種が一斉に流通から消えた
前月集計に存在していたMatte White Edition(13件、中央890万円)、Plasma Orange 100 Edition(9件、中央791万円)、35th Anniversary Edition(5件、中央800万円)——いずれも、今月の集計では0件になった。
ただし、今月の集計では「Matte White Edition」「Plasma Orange 100 Edition」「35th Anniversary Edition」というラベルで6件・10件・6件が新規にカウントされている(前月の "RZ Matte White Edition" 等の前綴り表記とは別エントリ扱い)。同一車両がラベル変動で別計上された可能性は高く、この「消滅」は実際の流通減というより、本集計のグレード分類ルールの境界に出た変化と読むのが妥当だろう。希少車監視という観点では、ラベルゆらぎを跨いだ追跡が重要になる。
3. SZが急増(63→113件、+79%)
エントリーグレードのSZが、件数では前月比+79%と最大の伸び。中央値は526万円→520万円とほぼ横ばい。直4 197psのSZは新車499.5万円と全グレードで最も買いやすく、生産終了報道で「最後の機会に」と動いた個体が中古に並んだ——という解釈も成り立つが、推測の域は出ない。本サービス集計の事実として確かなのは、SZの選択肢が一気に増えたという供給側の変化だ。
🗞️ 今月のトピック
次期スープラはBMWと決別、直4ハイブリッドで2027年デビューの噂 2026年5月22日付のMotor-Fan記事(motor-fan.jp)によれば、次期スープラ(Mk6/A100)はトヨタ独自開発で2.0L直4ターボ+48Vマイルドハイブリッド、400ps超を狙うとされる。BMW B58直6から離れる可能性が濃厚で、A90型の「直6FR最後の量産スープラ」というポジションが固まる。本サービス集計でも、2021年式以降の中央値が前月比でじわりと上向きつつあり、希少性意識が反映されている可能性がある(推測)。
スープラの中古市場の輪郭(当サービス集計)
数字を眺めていて気づくのは、スープラの中古市場が「2つの全く違う車種」を内包していることだ。本サービス集計に含まれる1733件のうち、A90型(2019年以降)が約811件、A80型を中心とした旧世代(1988-2002年)が約167件、年式不明・グレード不明の残りが約755件。同じ「スープラ」を名乗りながら、価格分布は二極化している。
集めた1733台の内訳
8サイトの内訳では、グーネット453件、価格.com 437件、カーセンサー402件が三大ボリュームで、ここまでで全体の約75%を占める。残りは車選びドットコム147件、ヤフオク140件、カババ65件、トヨタ認定中古車58件、ネクステージ31件。アクティブ掲載は976件で、つまり期間中に757件が消化された計算になる(同一車両の重複掲載を含むため、実車両数とはずれる)。
価格はどこに集中しているか
価格中央値は725万円。安めの4分の1ライン(下位の目安)が550万円、高めの4分の1ライン(上位ライン)が814万円。最安層(下位5%)は398万円で、A80以前の高走行個体が中心。最上層(上位5%)は995万円で、ここはほぼA90型の低走行・MT・限定車で占められる。
histogram を眺めると、800-850万円のレンジに199件、750-800万円に159件と山があり、ここがA90型RZの「現代の主戦場」。一方、500-550万円の130件、600-650万円の115件はSZ-RやSZ、初期RZの中古ゾーン。両方の山の間に明確な谷は無く、なだらかに連続している点がスープラの特徴だ。
掲載開始・掲載終了の動き
5月3〜31日の週次データを追うと、新規掲載は週47→77→115→129件と加速し、5月後半に集中している。一方、掲載終了は5月17日週247件、5月24日週243件と、後半に大量の動きがあった。掲載が消えるまでの中央値は22日で、前月の12日から大きく伸びた。ただし「掲載終了=成約」ではない(再掲載・店頭異動を含む)ことには注意したい。
年式ごとの相場と「価格の断層」
スープラの年式別中央価格を並べると、はっきりとした断層が3つ見える——A80型のクラシック化、A90型初期の底値、そして2022年以降の高止まり。
年式ごとの中央価格
| 年式 | 件数 | 中央価格 | 中央走行距離 |
|---|---|---|---|
| 1988 | 16 | 435万円 | 96,000km |
| 1992 | 38 | 400万円 | 110,500km |
| 1994 | 8 | 1,245万円(参考値) | 152,000km |
| 1998 | 15 | 1,398万円(参考値) | 123,500km |
| 2002 | 10 | 1,298万円(参考値) | 124,000km |
| 2019 | 105 | 541万円 | 38,000km |
| 2020 | 224 | 604万円 | 24,000km |
| 2021 | 58 | 643万円 | 15,000km |
| 2022 | 35 | 799万円 | 13,500km |
| 2023 | 170 | 800万円 | 9,000km |
| 2024 | 131 | 798万円 | 9,000km |
| 2025 | 68 | 824万円 | 3,000km |
| 2026 | 21 | 968万円 | 55km |
A80後期(1994年以降)が1,200万円台に乗っているのは、JZA80の「2JZ-GTE伝説」が長期にわたる新車超えプレミアムを形成しているため。A90型は2019年541万円から始まり、2022年で799万円へジャンプする。
進化型マイナーチェンジの前後で何が起きたか
2020年の一部改良で、RZの最高出力は340psから387psへ上昇した。本集計の年式別クロスでRZだけを取り出すと、2019年式RZの中央値は635万円、2020年式RZが660万円。+25万円の差があり、これが「初期型340ps」と「改良後387ps」の市場評価ギャップに相当する可能性が高い。
さらに大きな断層は2022年。RZの年式別中央値は、2021年式810万円→2022年式800万円→2023年式805万円とほぼフラットだが、これは2022年10月のRZ 6MT追加が「需要を生み出し続けた」結果と読める。実際、本集計のMT個体(後述)の中央値785万円は、全グレード中央725万円より60万円高い。
減価カーブから見える性格
A90型RZの減価は、2019年式(中央635万円、新車690万円)で約8%、2020年式(中央660万円、新車690万円)で約4%。2023年式以降は中央値800万円台で新車価格(2024年時点700-800万円)を上回る個体も珍しくない。スポーツクーペは一般に減価が緩いが、スープラは生産終了の効果で「ほぼ減価しない車」になりつつある。これはコレクター視点では追い風、純粋に「移動の道具」として欲しい層には逆風だ。
グレード別の相場
RZの中央値796万円、SZの520万円——同じスープラでもグレードで276万円違う。これは新車価格差(RZ 800万円 vs SZ 499.5万円)とほぼ同じ構造で、つまり中古市場は新車のヒエラルキーを忠実に保っている。
主要グレードの顔ぶれ
| グレード | 件数 | 中央価格 | 中央年式 | 中央走行距離 |
|---|---|---|---|---|
| RZ | 751 | 796万円 | 2023 | 11,000km |
| SZ-R | 201 | 550万円 | 2020 | 27,000km |
| SZ | 113 | 520万円 | 2020 | 37,000km |
| Plasma Orange 100 Edition | 10 | 791万円(参考値) | 2024 | 29,000km |
| Matte White Edition | 6 | 847万円(参考値) | 2023 | 2,500km |
| 35th Anniversary Edition | 6 | 800万円(参考値) | 2022 | 18,000km |
| 不明 | 642 | 619万円 | 2000 | 45,000km |
「不明」グレードの中央走行距離45,000km・中央年式2000年というプロフィールから、これは主にA80型以前の旧世代スープラ。グーネット掲載のタイトル表記が独特で、グレードを判別できないものは『不明』として集計している、というのが本集計の方針だ。
グレード × 年式で見るMC効果
RZの年式別推移が最も雄弁だ。2019年635万円→2020年660万円→2021年810万円→2022年800万円→2023年805万円→2024年805万円→2025年859万円→2026年982万円。2020年→2021年で+150万円という大きなジャンプがあり、ここが本集計で見える最大の「世代断層」。387ps化+市場で「最終型直6FR」意識が固まり始めた境目と読める(推測)。
SZ-Rは2019-2021年式が中央535-542万円で安定、2025年式で720万円へ。SZも2019-2021年式が中央456-495万円のレンジに収まり、ここが直4ターボのリアルなボリュームゾーンだ。直6にこだわらない、あるいは予算500万円台でスープラに乗りたい層には、SZ-RとSZの2020年式前後が現実解になる。
限定車・特別仕様車のプレミアム
Plasma Orange 100 Edition(100台限定、2023年発売)は本集計で10件、中央791万円。Matte White Edition(50台限定、2022年発売)は6件、中央847万円。35th Anniversary Edition(70台限定、2021年発売)は6件、中央800万円。いずれもサンプルが少なく参考値扱いだが、通常RZ中央796万円に対してMatte White Editionが847万円と+51万円のプレミアム、走行も中央2,500kmとほぼ走っていない。
A90 Final Edition(1,500万円、グローバル300台限定、日本150台)は今月の本サービス集計では検出されていない。納車遅延の報道もあり、流通はもう少し先と見ておきたい。集計の上位5%カットオフが995万円なので、Final Editionが流通し始めれば、上位の景色は一変するだろう。
走行距離とコンディション
直感に反する事実から始めよう。本集計で最も中央価格が高い走行帯は「0-1万km」の805万円ではなく、実は単純比較では成立しない。年式と絡めて見る必要がある。
走行距離ごとの価格感
走行0-1万kmが300件で中央805万円、中央年式2023年。1-2万kmが201件で770万円、中央年式2023年。2-3万kmが93件で698万円、中央年式2020年。3-5万kmが158件で540万円、中央年式2020年。5-8万kmが90件で530万円、中央年式2020年。8-12万kmが75件で588万円、中央年式1991年——ここで突然旧世代が混じる。12万km以上は77件で598万円、中央年式1994年。
8万km超の中央価格が逆に上昇するのは、A80型JZA80が走行距離が嵩んでも高値で取引されるためだ。「スポーツカーは10万km超えると価値が落ちる」という一般論は、スープラには当てはまらない。
低走行 × 新しい年式の希少性
クロス集計で「0-1万km × 2025年式」は50件で中央827万円、「0-1万km × 2026年式」は18件で中央968万円(走行わずか55km中央)。新車登録直後の「ナンバー付き未走行」に近い個体が、中古として上位5%カットオフ995万円のすぐ下に集積している。生産終了で新車枠が消えた今、「ほぼ新車のスープラ」を中古で買うのが、唯一の現実的なルートになりつつある。
修復歴と車検残の現実
修復歴データがあった838件のうち、修復歴ありはわずか24件(2.9%)。中央価格は510万円で、修復歴なし(814件、中央711万円)に対して**-28.3%**のディスカウント。スポーツクーペとしてはサンプルが少なめなので傾向として見る程度だが、修復歴ありが激安というより「ベース車が古い・走行多めの個体に偏っている」可能性が高い。
車検は583件中、車検整備付きが43.4%。残月数の分布は「6-12か月」が128件で最多、「0-6か月」も76件あり、車検切れ間近の個体が一定数並ぶ点には注意したい。
属性で見る供給の癖
ミッション別では、MTが557件で中央785万円、ATが449件で中央604万円。MTのほうがATより180万円高い——これは2022年10月以降のRZ 6MT追加で生まれた構造で、MT個体は2022年以降の新しい年式に集中するためだ。実際、MT中央年式とAT中央年式を比較すると、世代差が価格差の大半を説明している。とはいえ「直6FR MTのスープラ」は新車注文ができなくなった今、希少性は当面落ちないだろう。
色別では白系337件・中央698万円、銀灰系142件・中央733万円、黒系106件・中央703万円が三大色。プロフィールにあるとおり最多はホワイト系で、本集計でも同じ傾向。意外なのは青系の45件・中央814万円で、ここはHorizon Blue Editionなど希少色を含む可能性が高い。緑系は7件・中央835万円(参考値)と、サンプル少ないながら強い数字を残している。
地域別では愛知県216件、埼玉県159件、大阪府81件、群馬県63件、千葉県56件と続く。中央価格には地域差があり、群馬県798万円・茨城県830万円(参考扱い)に対し、神奈川県520万円・岡山県490万円(参考扱い)と倍近い差。これはおそらく在庫構成(旧世代A80比率など)の違いで、純粋な「地域プレミアム」とは言い切れない。
データが示す「お得ゾーン」と「プレミアムゾーン」
安い個体、高い個体、それぞれにどんな顔ぶれが並んでいるか。本サービス集計の下位10%・上位10%を切り出すと、スープラという車の二面性がくっきり見える。
下位10%: 466万円以下に並ぶ個体
下位10%カットオフは466万円、該当119件。中央年式は1992年、中央走行距離80,000km、修復歴あり率17.4%。グレード構成は「不明」が84.9%、SZが13.4%、SZ-Rが1.7%。
つまりここは「A80型を中心とした旧世代スープラ + A90型SZの高走行個体」が集まる帯。修復歴率が全体(2.9%)の6倍に跳ね上がる点には注意が必要だが、エンスージアスト的に「2JZエンジンを安く手に入れて自分で仕上げたい」「日常で気兼ねなく乗れるスポーツクーペが欲しい」読者には、選択肢が確かに存在する帯だ。ただし整備リスクとパーツ調達リスク(特に旧世代)は織り込む必要がある。
上位10%: 900万円以上に並ぶ個体
上位10%カットオフは900万円、該当123件。中央年式は2023年、中央走行距離10,000km、修復歴あり率7.8%。グレード構成はRZが66.7%、不明が30.1%、Plasma Orange 100 EditionとHorizon Blue Editionが各1.6%。
ここは「2023年以降のRZ低走行 + 限定車・希少色」のゾーン。新車RZが800万円なので、ほぼ新車超えプレミアム帯と言える。生産終了発表後の「最後の直6FR×新車同等個体」を確保したい層、もしくは将来のコレクター価値を期待する層が買い手の中心と推測される。「不明」が30%を占めるのはA80型の極上個体(1994年中央1,245万円、1998年中央1,398万円など)が混じるためで、A90とA80のプレミアム個体が同じ価格帯で交錯している。
本稿で描いた分布のどこを狙うかが決まったら、次は条件を絞って監視するフェーズに入る。掲載が消えるまでの中央値22日、上位ゾーンならもっと短い。毎日の自動巡回なしに「狙いの一台」と出会うのは、現実的に難しくなりつつある。
よくある質問(当サービス集計での回答)
Q1: スープラの中古相場はいくらですか?
本サービスが8サイトから集計した1733件では、価格中央値は725万円。安めの4分の1ラインが550万円、高めの4分の1ラインが814万円。最安層(下位5%)398万円、最上層(上位5%)995万円。グレード別ではRZ 796万円、SZ-R 550万円、SZ 520万円が中央値の目安です。
Q2: スープラの買い時はいつですか?
当サービスの集計では、A90型RZの2019年式が中央635万円、2020年式が660万円。2020年改良で387psにパワーアップした個体が、2019年初期型340psと25万円差で買えるので、コストパフォーマンスとしては2020年式RZが現実解です。直4でいいならSZ/SZ-Rの2019-2021年式が中央500万円台で、選択肢も豊富。一方、コレクター視点なら2025年式以降の最終改良RZ(中央824万円)が「直6FR最後の量産スープラ」として今後の値持ちが期待されます(推測)。
Q3: スープラのMTとATどちらが中古では多いですか?
本集計ではATが449件、MTが557件で、MTのほうが多いのが意外なポイント。中央価格はMT 785万円、AT 604万円とMTが180万円高いですが、これは2022年10月以降にRZへ追加された6MT個体が新しい年式に集中するためで、純粋な「MTプレミアム」というより世代差の反映と読むのが妥当です。
Q4: スープラの走行距離は何kmまでが許容範囲ですか?
本サービスの集計では、0-1万km帯が300件で中央805万円、1-2万km帯が201件で770万円、2-3万km帯が93件で698万円。2万kmと3万kmの間で約70万円の段差があるのが目安です。一方、8万km超でも中央588万円(旧世代混在のため)と意外に下げ止まる。A90型の年式新しめなら2万km以内、A80型なら10万km前後までが値段と相談しやすい範囲です。
Q5: スープラで修復歴ありの個体はどれくらい安いですか?
本集計の838件で修復歴データがあるうち、修復歴ありは24件・中央510万円、修復歴なしは814件・中央711万円。修復歴ありは約28.3%安い計算です。ただし修復歴ありはサンプル24件と少なめなので傾向として見る程度。スポーツクーペは「軽い当て」でも修復歴扱いになる場合があるので、修復箇所の具体内容を必ず確認したいところです。
Q6: 生産終了でスープラの値段は上がりますか?
本集計の前月比データでは、価格中央値は前月733万円→今月725万円とほぼ横ばい。一方で2021年式が+76万円、2026年式(ほぼ新車個体)が+20万円と、特定年式での上昇は明確に見えます。仮説として、生産終了発表で「最終型」「希少世代」への需要が局所的に集中している、と読めますが、全グレード一律に上昇するというより、グレード・年式単位での選別的プレミアム化が進む可能性が高いです(推測)。
Q7: 狙いの条件でスープラの新着を毎日追うには?
本サービス(中古車ウォッチ)は、カババ、カーセンサー、グーネット、価格.com、車選びドットコム、ネクステージ、トヨタ認定中古車、ヤフオクの8サイトを毎日自動巡回し、条件に合致する新着個体をLINEに即時通知します。「RZ × 6MT × 走行1万km未満」「Final Edition」「Matte White Edition」のような複合条件・希少車狙いも設定可能で、無料プランなら24時間遅延版で試せます。本稿で見た「掲載終了まで中央値22日、上位ゾーンはもっと短い」という流通速度を考えると、自動追跡は事実上必須と言えます。
2026年6月のハイライトと注意点
当月、本サービス集計で最も特筆すべきは2021年式の中央価格が+76万円跳ねたこと。生産終了発表(2025年4月)から約1年、A90型の世代別評価が「初期型340ps」「改良後387ps(2020-2021年式)」「6MT追加後(2022年以降)」の3層に分かれつつあり、各層で値動きが個別化している様子が見える。
注意点も。本集計はあくまで8サイトに掲載された車両の集計で、メルカリや個人SNSの売買、ディーラー店頭のみで売られている車両は含まない。ヤフオクの価格は開始価格・現在価格で実際の落札価格ではない点、価格.com掲載車両が他サイトと重複する点も、数字を読む際の前提として押さえておきたい。「掲載終了=成約」と読んではいけないことも繰り返しておく。継続観測で見えてくるのは、A90 Final Editionの流通開始タイミング、そして次期A100型の正式発表が現行A90相場にもたらすインパクトだろう。
本レポートは中古車ウォッチが自動収集した8サイト(カババ, カーセンサー, グーネット, 価格.com, 車選びドットコム, ネクステージ, トヨタ認定中古車, ヤフオク)の掲載データに基づく集計です。日本全国の中古車市場全体の動向ではありません。分析対象期間は2026年5月3日〜2026年6月2日、計1733件のスープラ掲載データを集計しました。次回更新は約1か月後、月1回の更新を予定しています。
1,733台超のスープラから条件に合う1台を
特に RZ 6MT, A90 Final Edition, 2025年式以降の最終改良RZ は出物が出ると早く動きます。8サイトの新着を30分ごとにチェックして、LINEで即通知。
この月次レポートも毎月3日にLINEで届きます。
過去のスープラに関する記事
- 2026年6月3日 スープラの中古車相場ガイド(この記事)
- 2026年5月1日 スープラの中古車相場ガイド
- 2026年4月19日 スープラの中古車相場ガイド
トヨタ スープラ の関連ページ
※ この記事のデータは中古車ウォッチがカババ・カーセンサー・グーネット・価格.com・車選びドットコム・ネクステージ・トヨタ認定中古車・ヤフオクを横断して収集した2026年6月3日時点の情報です。実際の価格・在庫は各サイトにてご確認ください。