AXの中央値が780万→445万に急落、ランクルの「名前」が値段を動かした | トヨタ ランドクルーザー 中古相場分析【2026年9月版】— 14729台集計
「AX」というたった2文字のグレード名が、中央値を780万円から445万円へと動かした——といっても、値崩れが起きたわけではない。当サービスが8サイト(カババ、カーセンサー、グーネット、価格.com、車選びドットコム、ネクステージ、トヨタ認定中古車、ヤフオク)から2026年8月3日〜9月2日に収集したランドクルーザー14729件を集計すると、300系・70系・250系・そして往年の70/80/100/200系までが一本の車名の下に同居する、極めて特異な価格分布が浮かび上がった。全体の中央値は598万円。だが、その一言でこの車を語ることはできない。
市場サマリー
ランドクルーザーの新着を見逃さない
今月の注目: ZX・GR SPORT(1000万円帯の値動き), AX(70系)の新着, 2021〜2023年式の踊り場
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📝 本稿の読み方
- 分析対象: 8サイト(カババ, カーセンサー, グーネット, 価格.com, 車選びドットコム, ネクステージ, トヨタ認定中古車, ヤフオク)の掲載データ 14729台、期間 2026-08-03 〜 2026-09-02
- 集計方法: 期間中に各サイトに掲載されていた車両を集計しています。同じ車両が複数サイトに掲載されている場合は、それぞれを別の掲載として数えています。
- メルカリや個人 SNS の売買、ディーラー店頭のみで売られている車両は対象外です
- 地域によってサイトの掲載量に偏りがあり、全国を均等にカバーしているわけではありません
- ヤフオクの価格は開始価格や現在価格で、実際の落札価格ではありません
- 価格.com に掲載されている車両は、他のサイトとも重複して掲載されていることがあります
- グーネット掲載車両はタイトル表記が独特で、グレードを判別できないものは『不明』として集計しています
- 一部の検索条件で掲載件数が多く、古い掲載は集計から外しています(8件の検索条件が該当)
TL;DR / 今月の要点
- 当サービスが8サイトから収集した14729件の価格中央値は598万円。安めの4分の1は440万円、高めの4分の1は772万円、上位5%は1134万円
- 前月比で最大の変化は「AX」表記の集計。前月943件・中央値780万円 → 今月238件・445万円。系統別のグレード判定が細分化された影響を含む可能性が高く、値崩れとは読めない
- 今回の集計から「VX」3041件(中央値625万円)、「AX(70系)」1705件(730万円)、「First Edition」480件(745万円)が独立して集計対象に。判定の精度向上によるもの
- グレード別の頂点はGR SPORTの中央値1051万円、次いでZXの1005万円。ZXは新車価格を上回る水準で、車種プロフィールが指摘する『逆転現象』が当集計でも確認できる
- 年式別では2023年524万円 → 2024年730万円と+206万円のジャンプ。250系発売(2024年4月)と70系再々販の流入が重なる断層と読める
- 掲載が消えるまでの日数は中央値15日。前月の9日から6日延びた(+67%の増加)が、それでも半数は2週間強で入れ替わる
- 下位10%の入り口は334万円(中央値2000年式・17.2万km)、上位10%の入り口は1039万円(ZXが61.8%を占める)
📊 今月の主要数値(当サービス集計)
- 価格中央値: 598万円
- 中央値の前月比: -0.3%
- 集計台数: 14729台(8サイト)
- 掲載期間の中央値: 15日
今月のトップ3変化(前月比)
AXの掲載が943件→238件へ、中央値も780万円→445万円
当サービスの前月集計で943件・中央値780万円だった「AX」は、今月238件・445万円に。ただしこれは値崩れではない。同じ月に「AX(70系)」1705件、「AX(300系)」5件が別枠で立ち上がっており、系統別のグレード判定が働いた結果と読める。判定精度の影響を含む可能性があるため、AX全体が安くなったとは断定できない。残った238件は中央年式2015年・走行6.7万km、つまり旧世代側に寄った顔ぶれだ。
1997年式の中央値が350万円→407万円へ(+57万円の上昇)
前月66件・350万円だった1997年式が、今月105件・407万円。件数が約1.6倍に増えたうえで中央値が上がっており、母集団の入れ替わりでは説明しづらい。推測だが、この年代は80系後期・70系バン系の程度良個体が中心で、旧車として評価されるタマが集まると中央値を押し上げる。走行12万km超が96件を占める年式でありながらこの水準というのは、走行距離が価格を決めていないことの証左でもある。
VX 3041件、AX(70系) 1705件、First Edition 480件が今回から独立集計
前月は0件だった3グレードが、それぞれ3041件(中央値625万円)、1705件(730万円)、480件(745万円)として集計されている。前月まで「不明」に含まれていた11411件が今月6744件へ減っていることと表裏一体で、判定精度が上がった分だけ内訳が見えるようになった、というのが実態に近い。特にVXは中央年式2025年・走行9000kmと、実質的に新車代替需要の受け皿になっている層だ。
トヨタ ランドクルーザー 中古市場の輪郭(当サービス集計)
14729件。1台あたり平均で見ても600万円級の車が、これだけ当サービスの網に掛かる。まずこの規模感が異様だ。
内訳を見ると、カーセンサー3952件、グーネット3851件、価格.com 2898件が三大供給源で、以下、車選びドットコム1414件、ヤフオク1000件、ネクステージ941件、カババ477件、トヨタ認定中古車196件と続く。8サイトそれぞれで顔つきが違うのが面白い。カーセンサー・グーネットは中央値590〜595万円/中央年式2023年と「こなれた個体の主戦場」、価格.com・ネクステージ・トヨタ認定中古車は620〜633万円/中央年式2024年と一段新しい。極端なのはカババで、価格が取得できた86件の中央値は737万円、高めの4分の1は999万円。プロ委託フリマという性格上、上物が集まりやすいと見える。
価格の集中点はどこか。当サービス集計の中央値は598万円、安めの4分の1が440万円、高めの4分の1が772万円。平均は624万円で中央値より上、つまり高値側に長い裾を引いた分布だ。最安層(下位5%)は289万円、最上層(上位5%)は1134万円。分布のヒストグラムを見ると600〜650万円に2057件という突出した山があり、次いで450〜500万円が1428件、400〜450万円が1101件。300系ZX・GR SPORT帯の1000〜1150万円にも906件のかたまりがあり、はっきり二峰性を示している。ひとつの車名の中に、実質2つ以上の別マーケットが同居しているわけだ。
動きの面では、期間中に新たに掲載されたのが6850件、掲載が終了したのが4840件。掲載終了までの日数は中央値15日で、半数の個体は2週間強で画面から消えている。前月の9日からは延びたものの、600万円級の商材としては十分に速い。掲載中は9889件、前月比−1.6%とわずかな減少にとどまる。
年式別の相場と世代の断層
年式別の中央値を並べると、ランドクルーザーという車の異常さが一目で分かる。1994年式が369万円、2010年式が329万円。つまり16年古い個体のほうが高い。普通の乗用車の常識はここでは通用しない。
当サービスが収集したデータで年式ごとの中央値を追うと、1993〜2001年あたりは310〜400万円台のレンジで横ばい。2002〜2003年で420万円台に上がり、2005〜2010年は300万円台へ沈む。ここが最も「安い」谷だ。そこから2014年397万円、2015年502万円と一気に持ち直す。2014年は70系が1年限定で復刻された年、2015年はその流通が本格化した年で、実際に2015年式の1705件中182件が70系AXとして判定され、その中央値は562万円。谷から山への転換点に、車種の歴史がそのまま刻まれている。
最大の断層は2023年→2024年だ。524万円 → 730万円、実に+206万円のジャンプ。2024年4月18日に250系(旧プラドの後継、新車520万〜735万円)が発売され、2023年11月29日には70系が3ナンバー・ディーゼル専用ワゴンとして再々販(新車480万円)されている。この2つが「若い年式」に一気に流れ込んだことで、母集団の性格そのものが入れ替わった、というのが素直な読み方だろう。2025年は759万円とさらに上がり、2026年式(登録直後、中央走行80km)は660万円。2026年が下がるのは、供給の中身がVX中心(459件・641万円)へ寄るためで、価格が落ちたわけではない。
| 年式 | 件数 | 中央値 | 中央走行距離 |
|---|---|---|---|
| 1997 | 105 | 407万円 | 19.2万km |
| 2015 | 318 | 502万円 | 6.0万km |
| 2021 | 511 | 456万円 | 4.5万km |
| 2022 | 727 | 480万円 | 3.2万km |
| 2023 | 1823 | 524万円 | 2.2万km |
| 2024 | 2761 | 730万円 | 1.1万km |
| 2025 | 2740 | 759万円 | 6000km |
| 2026 | 706 | 660万円 | 80km |
注目したいのは2023年式の内訳だ。中央値524万円に対し、高めの4分の1は993万円。同じ年式の中に500万円の個体と1000万円の個体が混在している。300系ZX(2023年式426件・中央値1072万円)と、それ以外の系統が同居しているためで、「2023年式のランクル」という括りには何の意味もないことを示している。年式で検索する読者は、必ずグレードと系統をセットで見るべきだ。
グレード別の値付け
グレード別の頂点は、意外にもZXではなくGR SPORTだった。中央値1051万円。当サービスが収集した198件の、実に4分の3が990万円以上に固まっている。
順に見ていこう。件数で最大なのはVXの3041件(中央値625万円)。安めの4分の1が604万円、高めの4分の1が654万円と、レンジがわずか50万円しかない。中央年式2025年・走行9000kmで、実質的に「ほぼ新車のVX」が大量に並んでいる状態だ。値付けの散らばりがここまで小さいグレードは珍しく、相場観を掴むのが最も容易い一群と言える。
次いでZXが2108件で中央値1005万円。安めの4分の1が700万円、高めの4分の1が1119万円と幅が広いのは、300系ZXに加えて旧世代(100系・200系のZX)が混ざるためだ。年式で切ると300系ZXの姿がはっきりする——2023年式426件・1072万円、2024年式392件・1040万円、2025年式532件・1070万円、そして2026年式95件・1249万円。300系の新車価格帯(発売時510万〜800万円)を大きく超えている。車種プロフィールが指摘する、受注停止の長期化に起因する『逆転現象』が、当集計でもグレード単位で確認できたことになる。
三番手はAX(70系)の1705件・中央値730万円。新車480万円に対して+250万円という水準で、2024年式283件が770万円、2025年式383件が790万円、2026年式39件が838万円と、年式が新しいほど高いという逆転階段まで描いている。月産400台・一般予約不可という供給制約が、そのまま数字に出ていると読める。一方で1990年代の70系(例:1997年式18件・598万円、2002年式15件・624万円)も高値を保っており、この系統は新旧どちらも強い。
250系の特別仕様車First Editionは480件・中央値745万円。新車価格590万〜785万円(税込)に対しほぼ上限に近い位置で、476件が2024年式に集中している。発売同時設定の話題性がそのまま価格に乗った形だ。
| グレード | 件数 | 中央値 | 中央年式 | 中央走行距離 |
|---|---|---|---|---|
| GR SPORT | 198 | 1051万円 | 2023 | 1.4万km |
| ZX | 2108 | 1005万円 | 2024 | 1.2万km |
| First Edition | 480 | 745万円 | 2024 | 1.1万km |
| AX(70系) | 1705 | 730万円 | 2024 | 1.8万km |
| VX | 3041 | 625万円 | 2025 | 9000km |
| AX | 238 | 445万円 | 2015 | 6.7万km |
| GX | 210 | 439万円 | 1996 | 15.8万km |
注記しておくと、GXの中央年式1996年・走行15.8万kmという顔ぶれは、旧世代のGXが大半という意味だ。300系のGXとは別物として見る必要がある。本集計ではグレードを特定できた割合が54.2%で、残りは「不明」6744件(中央値479万円)。グーネットはタイトル表記の都合で86.7%が不明のまま集計されており、グレード比率をそのまま人気度と読むことはできない点は押さえておきたい。
走行距離とコンディションでみる価格
走行距離と価格の関係は、教科書通りに見えて、実は途中で崩れる。当サービスが集めた14729件を距離帯で切ると面白いことが起きる。
0〜1万km帯が3496件・中央値770万円、1〜2万kmが2086件・635万円、2〜3万kmが1318件・592万円、3〜5万kmが1531件・489万円、5〜8万kmが1075件・442万円、8〜12万kmが580件・396万円。ここまでは順当な下り階段だ。ところが12万km超は1873件もあって中央値359万円。8〜12万km帯との差はわずか37万円しかない。中央年式1996年という顔ぶれを見れば理由は明白で、この帯は「距離で値段が決まる車」ではなく「年代物として評価される車」の集まりだからだ。20万km走った80系が300万円台後半で当たり前に流通する——これはランドクルーザーという商品の特異性そのものである。
低走行プレミアムの効き方も、年式によって表情が違う。0〜1万km帯を年式で分解すると、2023年式273件が1090万円(300系ZX中心と見られる)、2024年式1053件が748万円、2025年式1627件が783万円、2026年式470件が660万円。つまり「走行が少ないほど高い」は成り立つが、その上に「どの系統か」が重く乗る。走行1万km未満で660万円の2026年式と、走行1万km未満で1090万円の2023年式が同じ画面に並んでいるのが当集計の実態だ。
車検に関しては、本集計で情報が取れた8087件のうち、車検残ありが3971件・中央値648万円、車検整備付/なしが4064件・中央値514万円で、差は+26.1%。ただしこれは表記の自動解析による簡易比較で、出品者の属性(正規ディーラー系か買取店系か)と絡んでいる可能性が高いため、参考程度に留めたい。残存期間の分布は18〜24か月が1036件で最多、次いで6〜12か月974件、12〜18か月940件と、比較的まんべんなく散らばっている。
実務的な結論を書いておく。3〜5万km帯(1531件・489万円)は中央年式2022年で、300系初期・150系プラド後期あたりが混在する価格の踊り場だ。ここは距離を許容できる読者にとって最も費用対効果が良い。逆に0〜1万km帯に入ると、走行の少なさではなく系統とグレードで価格が決まる世界になる。
属性別の供給 — MT/AT・色・地域・修復歴
MTが2581件、ATが6028件。この比率がまず驚きだ。当サービスが収集した中でミッションが判別できた8609件のうち、実に30.0%がMT——現代のSUVとしては異例の比率である。
しかも価格差がほとんどない。MTの中央値610万円に対しATは615万円で、その差わずか5万円。普通の車種なら「MTは希少で高い」か「MTは商品性が低くて安い」のどちらかに振れるものだが、ランドクルーザーではきれいに拮抗している。推測だが、MT側の主力が旧70系・80系といった年代物(旧車として評価される層)で、AT側の主力が300系・250系・70系再々販という新しい層。まったく性格の違う二群が偶然同じ価格帯で交差している、という構図ではないか。なお不明が6120件(中央値515万円)と多く、比率の解釈には幅を持たせたい。
色は白系が4875件で圧倒的(中央値614万円)、次いで黒系2391件(495万円)。定番の2色で判別できた分の約8割弱を占める。興味深いのは黒系が白系より119万円安いこと。ボディカラー自体の価値というより、黒系に旧世代の個体が多く含まれる母集団の差と読むのが妥当だろう。「その他」973件が633万円と全色中トップなのは、300系・250系に設定されるアースカラー系(ベージュ、カーキ等)が新しい年式に集中しているためと見える。緑系115件が369万円、青系146件が418万円と安めなのも同様の構図だ。
地域別では愛知県が1610件で断トツ、中央値628万円。以下、北海道776件(480万円)、千葉県726件(624万円)、福岡県714件(600万円)、大阪府603件(623万円)、埼玉県572件(560万円)、東京都420件(635万円)。北海道と宮城県(309件・482万円)が明確に安いのは、通年で使い倒された実用個体・過走行個体が多いためと考えられる。逆に東京・愛知・千葉が高いのは新しい系統の流通が厚いから、と読める。輸送費を払ってでも地方の玉を追う価値がある価格差だ。
修復歴については、情報が取れた9285件のうち「あり」がわずか160件(1.7%)。中央値381万円で、「なし」9125件の600万円に対し−36.5%の差がついている。ただし修復歴ありは160件と少数で、しかも旧年式に偏っている可能性があるため、この割引率をそのまま自分の候補車に当てはめるのは危険だ。参考値として押さえておきたい。
データが示す「お得ゾーン」と「プレミアムゾーン」
安い側と高い側、それぞれの入り口に立つのはどんな個体か。当サービスの集計で価格の下位10%と上位10%を切り出すと、まるで別の車の話になる。
下位10%の入り口は334万円。該当1303件の中央年式は2000年、中央走行距離は17.2万km。グレードの内訳は不明が76.1%、VXとAX(70系)がそれぞれ6.8%、ZXが5.5%。修復歴ありの比率は6.8%で、全体の1.7%より高い。要するに「20世紀のランドクルーザーを、距離と経年を承知で買う」ゾーンだ。ここは初期投資こそ安いが、大型ラダーフレーム車ゆえに消耗品のサイズが大きく交換コストが乗用車より高くなりやすいという構造的な出費が待つ。腕とガレージのある読者、あるいは80系・100系という「作品」を所有したい読者に向くゾーンで、通勤の足として選ぶ場所ではない。
上位10%の入り口は1039万円。該当1304件の中央年式2024年、中央走行6000km、修復歴ありはわずか0.2%。グレード構成はZXが61.8%、不明31.1%、GR SPORT 6.5%。ほぼ300系の上位2グレードで占められている。新車価格を超えた水準で取引され続けているこの帯は、車種プロフィールの通り受注停止が続く限り崩れにくい。ただし注意点もある。300系は盗難被害の多い車種として知られ、2025年3月24日の一部改良で指紋認証スタートスイッチやスマートキー測距システムが全グレード標準化された。改良前後で盗難対策装備が違うため、1000万円を払う以上、この境目は必ず確認したい。加えて悪路での酷使歴——フレーム下部の打痕、社外リフトアップ、ウインチ跡の有無——は上位帯でも例外なくチェック項目だ。
そして最後に、現実的な話をしたい。本集計で掲載が消えるまでの日数は中央値15日。前月の9日からは延びたとはいえ、半数の個体は2週間ちょっとで画面から消える。期間中に新たに掲載されたのは6850件、消えたのは4840件。600万円の買い物で、しかも8サイトに散らばった候補を、週末だけの巡回で拾い切れるだろうか。ZXの2026年式95件、GR SPORTの2025年式26件——欲しい条件に一致する玉は、そもそも二桁しか存在しない。この市況では「探す」より「張っておく」ほうが理にかなっている。
よくある質問(当サービス集計での回答)
Q1. ランドクルーザーの中古相場はいくらですか?
当サービスが8サイトから収集した14729件(2026年8月3日〜9月2日)の集計では、価格中央値は598万円です。安めの4分の1が440万円、高めの4分の1が772万円、最安層(下位5%)が289万円、最上層(上位5%)が1134万円。ただしこの車名には300系・250系・70系再々販・旧世代(70/80/100/200系)が同居しており、一つの中央値で語るのは実態に合いません。系統とグレードを決めてから相場を見るべきです。
Q2. いま買い時ですか?
当サービスの前月比では、中央値は600万円→598万円(−0.3%)、高めの4分の1は780万円→772万円、上位5%は1150万円→1134万円と、いずれもごくわずかな低下にとどまります。掲載中の台数も10049件→9889件(−1.6%)とほぼ横ばい。つまり全体としては動きの乏しい月でした。一方で掲載が消えるまでの日数が中央値9日→15日へ延びており、推測ですが売り手側がやや強気の値付けを維持している可能性があります。相場が大きく動くのを待つより、狙う条件を絞って玉が出た瞬間に動くほうが合理的な局面と読めます。
Q3. 狙い目の年式はどこですか?
当サービスの集計で年式別中央値を見ると、2021年456万円・2022年480万円・2023年524万円と、この3年は比較的なだらかです。対して2024年は730万円と+206万円のジャンプがあり、250系発売(2024年4月18日)と70系再々販の流入が境目になっています。予算を抑えたいなら2021〜2023年式が実質的な踊り場。逆に旧世代を狙うなら2005〜2010年式が300万円台と最も安く、2014〜2015年式(397万円/502万円)から先は70系復刻の影響で再び上がります。
Q4. 走行距離はどこまで許容できますか?
当サービスの集計では、3〜5万km帯(1531件)の中央値が489万円、5〜8万km帯(1075件)が442万円、8〜12万km帯(580件)が396万円。そして12万km超(1873件)が359万円で、8〜12万km帯との差はわずか37万円しかありません。この車種は距離だけで価格が決まらず、12万km超の中央年式が1996年であることが示す通り、年代物としての評価が効いています。実用重視なら3〜5万km帯が費用対効果の分岐点。それ以上の距離を許容する場合は、下回りの点検歴と整備記録簿の有無が距離そのものより重要です。
Q5. グレードによる価格差はどれくらいありますか?
当サービスの集計では、最も高いGR SPORT(198件)が中央値1051万円、ZX(2108件)が1005万円、First Edition(480件)が745万円、AX(70系)(1705件)が730万円、VX(3041件)が625万円。旧世代中心のAX(238件)が445万円、GX(210件)が439万円です。つまり上位と下位で2倍以上の開きがあります。特にZXと300系のGR SPORTは新車価格帯を上回る水準で流通しており、値落ちを期待して待つ性質の玉ではありません。
Q6. 「AX」の中央値が前月の780万円から445万円へ下がったのは値崩れですか?
当サービスの集計を見る限り、値崩れとは読めません。同じ月に「AX(70系)」1705件(中央値730万円)と「AX(300系)」5件(891万円、少数の参考値)が別枠として立ち上がっており、系統別のグレード判定が細分化された影響を含む可能性が高いためです。残った238件は中央年式2015年・走行6.7万kmと旧世代側に寄った顔ぶれで、母集団そのものが入れ替わっています。グレード名の重複がある車種では、集計上の内訳変化と実際の値動きを切り分けて見る必要があります。
Q7. 狙いの条件でランドクルーザーの新着を毎日追うには?
当サービスの集計で掲載が消えるまでの日数は中央値15日。半数の個体が2週間強で入れ替わる以上、手作業での巡回には限界があります。中古車ウォッチはLINEで友だち追加して車種名を送るだけで監視を開始でき、カババ・カーセンサー・グーネット・価格.com・車選びドットコム・ネクステージ・トヨタ認定中古車・ヤフオクの8サイトを毎日自動で巡回。新着・価格変動・掲載終了をLINEに通知します。グレード(ZX、GR SPORT、AX(70系)など)、価格帯、走行距離、地域といった複合条件で絞り込めるので、「愛知県のZXで走行1万km以下」といった張り方が可能です。無料プラン(24時間遅延・1車種)から試せ、有料はリアルタイム通知とAI分析付きで¥780/月〜。本記事のデータも、この監視エンジンの実稼働データから生成しています。
2026年9月のハイライトと注意点
今月最大の発見は、価格そのものではなく「名前の解像度」が上がったことだった。当サービスの集計で前月11411件あった「不明」が今月6744件へ減り、代わりにVX 3041件、AX(70系) 1705件、First Edition 480件が姿を現した。グレードを特定できた割合は前月の23.5%から54.2%へ改善している。その副作用として「AX」の中央値が780万円→445万円と大きく動いたが、これは系統別判定が働いた結果であり、値崩れと断定はできない。
注意点も添えておく。ひとつ、グーネット掲載車はタイトル表記の都合で86.7%がグレード不明のままで、グレード比率をそのまま人気度と読むことはできない。ふたつ、ヤフオクの1000件は開始価格・現在価格であり落札価格ではないため、価格集計からは除外している。この2点を踏まえたうえで、ZX 1005万円・GR SPORT 1051万円という水準は、本集計において確かな実勢と見てよい。
本レポートは、中古車ウォッチが 8サイト(カババ, カーセンサー, グーネット, 価格.com, 車選びドットコム, ネクステージ, トヨタ認定中古車, ヤフオク)から自動収集した掲載データ 14729台(2026-08-03 〜 2026-09-02)を集計した分析です。日本の中古車市場全体の動向を示すものではなく、掲載データからは売買の成約は分かりません。購入判断は必ず現車確認と販売店への確認のうえで行ってください。次回の更新は来月初旬を予定しています。
14,729台超のランドクルーザーから条件に合う1台を
特に ZX・GR SPORT(1000万円帯の値動き), AX(70系)の新着, 2021〜2023年式の踊り場 は出物が出ると早く動きます。8サイトの新着を30分ごとにチェックして、LINEで即通知。
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過去のランドクルーザーに関する記事
- 2026年9月3日 ランドクルーザーの中古車相場ガイド(この記事)
- 2026年8月3日 ランドクルーザーの中古車相場ガイド
- 2026年7月4日 ランドクルーザーの中古車相場ガイド
- 2026年7月3日 ランドクルーザーの中古車相場ガイド
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※ この記事のデータは中古車ウォッチがカババ・カーセンサー・グーネット・価格.com・車選びドットコム・ネクステージ・トヨタ認定中古車・ヤフオクを横断して収集した2026年9月3日時点の情報です。実際の価格・在庫は各サイトにてご確認ください。