1988年式が+82万円高騰、旧型ランクルにも脚光 | トヨタ ランドクルーザー 中古相場分析【2026年8月版】— 14916台集計
ランドクルーザーの中古車、いま動くべきか待つべきか。当サービスが2026年7月3日〜8月2日の1カ月間、カババやカーセンサーなど8サイトを巡回して集めた14916件を見ると、当集計の価格中央値は600万円で前月から+8%上昇していた。しかも掲載期間の中央値はわずか9日。迷っている間に消えていく個体も少なくない、という現実が数字に表れている。
市場サマリー
ランドクルーザーの新着を見逃さない
今月の注目: ZX・GR SPORT高値圏, 走行1万km以内, 修復歴なし個体
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📝 本稿の読み方
- 分析対象: 8サイト(カババ, カーセンサー, グーネット, 価格.com, 車選びドットコム, ネクステージ, トヨタ認定中古車, ヤフオク)の掲載データ 14916台、期間 2026-07-03 〜 2026-08-02
- 集計方法: 期間中に各サイトに掲載されていた車両を集計しています。同じ車両が複数サイトに掲載されている場合は、それぞれを別の掲載として数えています。
- メルカリや個人 SNS の売買、ディーラー店頭のみで売られている車両は対象外です
- 地域によってサイトの掲載量に偏りがあり、全国を均等にカバーしているわけではありません
- ヤフオクの価格は開始価格や現在価格で、実際の落札価格ではありません
- 価格.com に掲載されている車両は、他のサイトとも重複して掲載されていることがあります
- グーネット掲載車両はタイトル表記が独特で、グレードを判別できないものは『不明』として集計しています
- 一部の検索条件で掲載件数が多く、古い掲載は集計から外しています(8件の検索条件が該当)
TL;DR / 今月の要点
- 8サイトから集めた14916件の当集計、価格中央値は600万円で前月比+8%上昇
- 掲載期間の中央値はわずか9日、動きの速い個体は数日で市場から消える
- ZXの中央値996万円、GR SPORTは1072万円と上位グレードは新車価格を大きく超える水準
- 走行1万km未満は中央値778万円、12万km以上は359万円と2倍以上の開き
- 修復歴なし個体の中央値604万円に対し、あり個体は405万円で33%ほど安い
- 1988年式・1987年式の中央価格が前月から+82万円・+59万円と急伸(少数サンプルの影響を含む可能性あり)
- グレード判定の精度が前月から変動しており、グレード別件数の増減は参考程度に見る必要がある
📊 今月の主要数値(当サービス集計)
- 価格中央値: 600万円
- 中央値の前月比: +8.1%
- 集計台数: 14916台(8サイト)
- 掲載期間の中央値: 9日
今月のトップ3変化(前月比)
1988年式の中央価格が前月比+82万円
前月は44台で378万円だったところ、今月は55台で460万円に。1980年代のクラシックなランドクルーザー(70系・40系など)は流通量自体が少なく、状態の良い個体が数台混ざるだけで中央値が大きく動く。旧いモデルほど個体差が価格に直結しやすい点は覚えておきたい。
1987年式も+59万円の値上がり
前月20台・379万円から、今月25台・438万円へ。サンプルがまだ少なめで傾向として見る程度の数字だが、ヴィンテージ帯は出品構成の偏りだけで中央値が跳ねやすいことがよく分かる動きだ。
VXグレードの掲載が前月3100台→今月0台に
前月は3100台あったVX表記の掲載が、今月の集計では検出されていない。ただし今回の期間はグレードを自動判定できた台数の割合が前月から大きく下がっており、表記ゆれなどの影響でVXが『不明』側に吸収された可能性が高い。車両そのものが流通から消えたと断定するのは早計で、グレード別の増減は判定精度の影響を含む前提で見てほしい。
トヨタ ランドクルーザー 中古市場の輪郭(当サービス集計)
当サービスが8サイトから集めた14916件のうち、掲載中は10049件。台数最多はカーセンサーの3987件、僅差でグーネット3882件、価格.com2924件と続き、車選びドットコム1428件、ネクステージ1073件、ヤフオク1000件、カババ439件、トヨタ認定中古車183件が下支えする構成だ。価格帯は本集計の中央値600万円(安めの目安444万円〜高めの目安780万円)で、最安層(下位5%)は290万円、最上層(上位5%)は1150万円まで広がる。平均は630万円と中央値よりやや高く、これは一部の高額個体が全体を押し上げているためで、実勢感覚に近いのは中央値600万円と見てよい。ヒストグラムでは600万〜650万円帯に1951件という突出した山があり、このゾーンが当集計の主戦場と言えそうだ。期間中は8227件が新規に掲載され、4867件が掲載終了。掲載中在庫10049件に対して新規流入は1.69倍のペースで、入れ替わりの速さがうかがえる。
年式別の相場と世代の断層
同じ「ランドクルーザー」でも、当サービスの集計には1979年式のクラシックから2026年式の新車同然の個体まで並ぶ。車種プロフィールによれば現行の300系は2021年8月2日にフルモデルチェンジで登場しており、この境界の前後で中央値の景色が大きく変わる。
| 年式 | 中央価格 | 件数 |
|---|---|---|
| 2015 | 517万円 | 331台 |
| 2020 | 450万円 | 188台 |
| 2021 | 456万円 | 496台 |
| 2022 | 478万円 | 768台 |
| 2023 | 531万円 | 1789台 |
| 2024 | 740万円 | 2703台 |
| 2025 | 767万円 | 2479台 |
| 2026 | 680万円 | 624台 |
2023年式531万円から2024年式740万円へ、実に209万円もの断層がある。300系の供給が安定し始めた時期の個体が本格的に中古流通に乗ってきたタイミングと重なっており、当集計でも最多件数(2703台)を記録している年式だ。2026年式は624台で中央値680万円とやや落ち着いているが、これは走行距離中央値がわずか50kmという新車同然の個体が中心のため、価格差はコンディションよりも登録からの経過期間そのものを映していると読める。一方で1988年式が460万円、1992年式が308万円など、1990年代前後のモデルも300万円台後半〜400万円台で根強く取引されており、ランドクルーザーというブランドが世代を超えて評価され続けている様子が数字からも見て取れる。
グレード別の値付け
「ZX」と「GR SPORT」――この2枠に高値が集中している。当集計でグレードを特定できた3505台のうち、上位を占めるのはこの2グレードだ。
| グレード | 中央価格 | 件数 |
|---|---|---|
| ZX | 996万円 | 2180台 |
| AX | 780万円 | 943台 |
| GR SPORT | 1072万円 | 196台 |
| GX | 430万円 | 186台 |
ZXは車種プロフィールが示す新車価格の目安(概算660万円〜、要検証)と比べると、中古中央値996万円はおよそ336万円ほど上乗せされている計算になる。GR SPORTに至っては新車の目安(概算660万〜680万円、要検証)に対し中央値1072万円と、400万円近い差が付いている。プロフィールにも「新車の供給制約により中古車が新車価格を上回るケースがある」との記載があり、この数字はまさにそれを裏付ける形だ。上位10%の価格帯(1054万円以上)に絞ると、ZXが構成の58%、GR SPORTが7.1%を占め、高値圏の主役がこの2グレードであることが鮮明になる。一方GXは中央値430万円・中央年式1996年と、こちらは現行300系というより旧世代のGX表記が多く含まれている点には注意したい。なお、当集計全体でグレードを自動判定できた割合は23.5%にとどまり、前月の42.2%から低下している。グーネットなどタイトル表記が独特なサイトでは判別できない車両を『不明』として扱っているためで、グレード別の件数比較はこの判定精度の変動を含む前提で見る必要がある。
走行距離とコンディションでみる価格
低走行への支払い意欲は、走行距離が上がるごとにきれいな階段状で表れている。当サービスの集計では、0〜1万kmが中央値778万円(3403台)、1〜2万kmが640万円(1932台)、2〜3万kmが570万円(1355台)、3〜5万kmが490万円(1492台)、5〜8万kmが445万円(1002台)、8〜12万kmが408万円(617台)、そして12万km以上は359万円(1646台)まで下がる。0〜1万km帯と12万km以上帯を比べると価格差はおよそ2.2倍で、走行距離が価格を左右する最大要因の一つであることが数字からもはっきり分かる。
車検まわりでは、車検情報のある7525台のうち、車検が新しい(残存期間が長い、または整備付き)個体の割合は47.5%。参考値ではあるが、車検残ありと車検整備付き/なしを比べると価格差はおよそ26.9%あり、車検残の有無も査定に一定の影響を与えているようだ。ただし出品者属性など他要因とも絡むため、この数字はあくまで参考として捉えたい。
属性別の供給 — MT/AT・色・地域・修復歴
駆動方式・ミッションで見ると、当サービスの集計ではMT表記が2603台(中央値620万円)、AT表記が5614台(中央値619万円)とほぼ横並び。ミッション不明の6699台は中央値532万円とやや低めだが、これは古い年式の個体が『不明』側に多く含まれるためと見られる。MTとATの価格がほぼ拮抗しているのは意外に映るかもしれないが、ランドクルーザーは長い歴史の中で両方の駆動方式が幅広い年式に存在するため、単純な人気度の差として読むより「世代構成の違いが打ち消し合った結果」と捉えるのが妥当だろう。
ボディカラーは白系が4273台と最多で中央値620万円、黒系は2243台で中央値509万円とやや低い。地域別では愛知県が1518台・中央値630万円でトップ、千葉県757台、福岡県703台、北海道699台(中央値455万円)と続く。北海道の中央値が目立って低いのは、走行距離の長い個体や旧年式が比較的多く含まれている可能性がある(推測)。修復歴では、データのある8777台のうち修復歴ありはわずか126台(約1.4%)で中央値405万円、なしは8651台で中央値604万円。修復歴の有無だけで33%ほどの価格差が生じている。
データが示す「お得ゾーン」と「プレミアムゾーン」
「掘り出し物」と「憧れの一台」、当サービスの集計には両方の顔がくっきり浮かぶ。
下位10%(338万円以下、1327台)は中央年式2000年・走行距離中央値173000kmが中心で、構成の89.7%が『不明』グレード。予算重視で、多少の年式・距離には目をつぶれるという読者に向くゾーンだ。修復歴ありの割合も5.9%とやや高めなので、状態確認は必須になる。
対照的に上位10%(1054万円以上、1323台)は中央年式2024年・走行距離中央値4000kmという新車同然の個体が中心で、ZXが58%、GR SPORTが7.1%を占める。修復歴ありはわずか0.1%と、こちらはコンディション重視の層にはうってつけだ。
そしてこの二極化した市場を、掲載期間の中央値はたった9日で駆け抜けていく。狙い目のゾーンを決めても、条件に合う一台が数日で掲載終了になることも珍しくない。当サービスのように8サイトを毎日自動で巡回し、価格変動や掲載終了をその都度拾えるかどうかが、良い個体を逃さないための分かれ目になりそうだ。
よくある質問(当サービス集計での回答)
Q1. ランドクルーザーの中古相場はいくらくらいですか?
当サービスの集計では、8サイトから集めた14916件の価格中央値は600万円です。安めの目安は444万円、高めの目安は780万円で、全体としては300万円台から1000万円超まで幅広く分布しています。
Q2. 買い時はいつ頃ですか?
当サービスの集計では、当月の中央値は前月比+8%上昇しており、掲載期間の中央値も9日と短い状況です。価格が下がるのを待つより、条件に合う個体が出た時点で動く判断が合理的な局面と言えそうです。
Q3. 狙い目の年式はありますか?
当サービスの集計では、2023年式(中央値531万円)と2024年式(同740万円)の間に大きな価格差があります。予算重視なら2022〜2023年式、状態と装備を重視するなら2024年式以降が候補になります。
Q4. 走行距離はどこまで許容すべきですか?
当サービスの集計では、走行距離が1万km増えるごとに中央値が下がる傾向がはっきりしています。5〜8万km帯でも中央値445万円と手頃感があり、極端な低走行にこだわらなければ選択肢は広がります。
Q5. グレードによる価格差はどれくらいですか?
当サービスの集計では、ZXの中央値996万円、GR SPORTの中央値1072万円に対し、GXは430万円です。グレード選びだけで500万円以上の価格差が生まれる点は押さえておきたいところです。
Q6. 『グレード不明』の車両が多いのはなぜですか?
当サービスの集計では、掲載情報からグレードを自動判定できた割合は全体の23.5%にとどまります。特にグーネットはタイトル表記が独特で、判別できない車両を『不明』として集計しているためです。
Q7. 狙いの条件でランドクルーザーの新着を毎日追うにはどうすればいいですか?
当サービスの集計はまさにそのために使えます。LINEで「中古車ウォッチ」を友だち追加し、車種名を送るだけで、カババ・カーセンサー・グーネット・価格.com・車選びドットコム・ネクステージ・トヨタ認定中古車・ヤフオクの8サイトを毎日自動巡回し、新着・価格変動・掲載終了をLINEに通知します。グレードや価格帯、走行距離、地域などの条件も組み合わせられ、無料プランなら24時間遅延で1車種を監視できます。
2026年8月のハイライトと注意点
当月最大の発見は、1988年式・1987年式という旧いモデルの中央価格が前月から+82万円・+59万円と大きく動いたことだ。サンプル数がまだ少なめの年式であり、状態の良い個体が数台入れ替わっただけで数字が跳ねやすい点には留意したい。またVX表記の掲載件数が前月の3100台から検出されなくなっているが、これはグレード判定の精度が前月から変動している影響を含む可能性が高く、車両が市場から消えたと断定はできない。なお、ヤフオクの価格は開始価格・現在価格であり実際の落札価格ではない点、グーネット掲載車両はタイトル表記の関係でグレード判別が難しい車両を『不明』として扱っている点は、当サービスの集計を読む上で押さえておきたい前提だ。
本レポートは、中古車ウォッチが 8サイト(カババ, カーセンサー, グーネット, 価格.com, 車選びドットコム, ネクステージ, トヨタ認定中古車, ヤフオク)から自動収集した掲載データ 14916台(2026-07-03 〜 2026-08-02)を集計した分析です。日本の中古車市場全体の動向を示すものではなく、掲載データからは売買の成約は分かりません。購入判断は必ず現車確認と販売店への確認のうえで行ってください。次回の更新は来月初旬を予定しています。
14,916台超のランドクルーザーから条件に合う1台を
特に ZX・GR SPORT高値圏, 走行1万km以内, 修復歴なし個体 は出物が出ると早く動きます。8サイトの新着を30分ごとにチェックして、LINEで即通知。
この月次レポートも毎月3日にLINEで届きます。
過去のランドクルーザーに関する記事
- 2026年8月3日 ランドクルーザーの中古車相場ガイド(この記事)
- 2026年7月4日 ランドクルーザーの中古車相場ガイド
- 2026年7月3日 ランドクルーザーの中古車相場ガイド
トヨタ ランドクルーザー の関連ページ
※ この記事のデータは中古車ウォッチがカババ・カーセンサー・グーネット・価格.com・車選びドットコム・ネクステージ・トヨタ認定中古車・ヤフオクを横断して収集した2026年8月3日時点の情報です。実際の価格・在庫は各サイトにてご確認ください。