クアドリフォリオ中央値668万円、新車超えの個体も。FR純度を味わう最後のチャンス | アルファロメオ ジュリア 中古相場分析【2026年4月版】— 621台集計
「四半世紀ぶりのアルファFRセダン」が、次の世代でEVになるかもしれない——。そんな情報が流れたのは1年ほど前のこと。ところが2025年末、販売継続が決まり、2026年4月にはクアドリフォリオの生産まで再開する。「今のうちに手に入れておきたい」層の視線が、中古個体に向かい始めている。本稿は、当サービスが2026年3月20日から4月19日までの30日間に4サイトから集めたジュリア621台のデータを土台に、相場の輪郭と「いま狙うべきゾーン」を読み解く特集だ。
本稿の読み方
- 分析対象: 4サイト(cababa, carsensor, goonet, kakaku)の掲載データ621件、期間 2026-03-20 〜 2026-04-19
- 集計方法: 同一個体が複数サイトに掲載されている場合は別掲載としてカウント(延べ掲載数ベース、重複排除なし)
- 注意点: 個人SNS売買やディーラー店頭のみの非公開個体は未カバー/地域カバレッジに偏りの可能性/kakakuは価格比較サイトのため他サイトとの重複が多い/goonetの一部個体はグレード判定ができず「不明」分類になりやすい
市場サマリー
TL;DR / 今月の要点
- 当サービス集計621台の価格中央値は415万円、上位ラインは570万円、安めの4分の1は277万円。最安113万円から最高1,486万円まで、約13倍のレンジに広がる。
- クアドリフォリオ(V6 510ps)の中央値は668万円、上位層は1,100万円超。新車価格1,387万円に対し、2024-2025年式の一部は1,100〜1,200万円帯で取引され、実質新車超えの個体も紛れる。
- ヴェローチェは中央値406万円で全グレード中最多の173台。2023年のフェイスリフトを境に、前後で約100万円の断層が見える。
- スーパーは中央値194万円まで下落。2017-2018年式が140万〜230万円に集中し、エントリー層の格好の受け皿になっている。
- 希少な2.2ディーゼル スーパーは20台のみ、中央値240万円。走行6万km級が多く、玉数の少なさがそのまま希少プレミアムになっている。
- 下位10%(195万円以下)の6割がスーパー、上位10%(668万円以上)の76%がクアドリフォリオ。価格帯=グレードの二極化が鮮明。
- 掲載から消えるまでの中央値はわずか3日。動きの速い玉を掴むには、毎日の自動追跡が事実上の必須条件になっている。
ジュリアの中古市場の輪郭(当サービス集計)
まず全体像から。当サービスが4サイトで捕捉した621台は、ジュリアというクルマの「多層構造」をそのまま映し出している。
集めた621台の内訳
現在も掲載中(アクティブ)の個体は586台。サイト別内訳は、carsensorが201台(うち198台アクティブ)、kakakuが201台、goonetが181台、cababaが38台だ。carsensorは年式・グレード等の情報充実度が82.1%と突出しており、本稿の詳細分析の多くはこのサブセットに依拠している。kakakuは価格比較サイトの性質上、他サイトとの重複が多い点に注意したい。
グレード判定が効いたのは621台中64.7%。残る219台は「不明」分類となったが、これらの中央値は397万円・年式中央値2018年と、全体の中心に近い位置に分布している。
価格はどこに集中しているか
価格データが揃った403台で見ると、中央値415万円、安めの4分の1が277万円、高めの4分の1が570万円。この「277〜570万円」というコアゾーンに全体の半数が収まっている。下位5%のライン(最安層)は149万円、上位5%のライン(最上層)は1,008万円で、最上層は最安層の約7倍だ。
分布を50万円刻みでならすと、350-400万円帯(48台)と550-600万円帯(41台)にふたつの山ができる。前者はヴェローチェ中期〜後期、後者はヴェローチェのフェイスリフト後と一部クアドリフォリオ。分布の歪度は1.60で、高値側に長い裾を引く。これはクアドリフォリオ系1,000万円超の個体が全体平均(457万円)を引き上げているためで、「平均」より「中央値」で語るべきモデルと言える。
出品と販売のペース
掲載から消えるまでの期間は、35件の掲載終了サンプルで中央値3日。carsensorの掲載終了は中央値3日、cababaで13日、goonetで19日と、サイトごとに挙動が違う点も興味深い。なお当月の新規出品数については、観測期間が本サービスのデータ蓄積期間とほぼ重なるため、ベースライン取り込み分が混じり参考扱いとなる。次月以降の継続観測で「真の新規出品ペース」が見えてくるはずだ。
年式ごとの相場と「価格の断層」
ジュリアには、明確な価格の断層がある。2017年デビューから数えて、2020年の改良、2023年のフェイスリフト、2025年のスプリント追加——節目ごとに相場がステップ状に変わっていく様子が、年式別のデータからくっきり読み取れる。
年式ごとの中央価格
| 年式 | 台数 | 中央値(万円) | 安め〜高めの目安 | 走行距離中央値 |
|---|---|---|---|---|
| 2017 | 18 | 208 | 150〜430 | 43,000km |
| 2018 | 54 | 285 | 203〜552 | 39,000km |
| 2019 | 28 | 342 | 223〜649 | 30,500km |
| 2020 | 14 | 376 | 295〜376 | 29,500km |
| 2021 | 26 | 387 | 320〜416 | 25,500km |
| 2022 | 30 | 402 | 381〜465 | 22,000km |
| 2023 | 32 | 485 | 462〜522 | 17,000km |
| 2024 | 17 | 598 | 577〜1,008 | 3,000km |
| 2025 | 15 | 660 | 583〜1,115 | 1,000km |
※2017・2019・2020・2021・2024・2025年式はサンプルがやや少なめのため、傾向として読みたい。
2018年式の上限が552万円まで伸びているのは、同年式のクアドリフォリオ(中央値648万円)が混在しているため。年式だけで語れないのがジュリアらしいところだ。
フェイスリフトの前後で何が起きたか
最も注目すべきは2022年と2023年の間。ヴェローチェで見ると、2022年式が中央値381万円、2023年式が487万円で、約106万円のジャンプがある。2023年5月のフェイスリフト(トライローブグリル刷新、12.3インチデジタルメーター、マトリクスLED)が相場に明確な線を引いた格好だ。
一方、2017→2018→2019年式のヴェローチェは297万円→330万円と、年1台30万円程度のなだらかな階段状に下がっていく。この区間は「装備よりコンディションで選ぶ」ゾーンと言えるだろう。
クアドリフォリオは様相が違う。2017年568万円、2018年648万円、2019年649万円と前期の横ばいから、2024年には1,201万円へ跳ね上がる。2023年11月のメカニカルLSD追加以降の個体に、市場が明確なプレミアムを付けているのが分かる。
減価カーブから見える性格
2017年式(8年落ち)208万円、2020年式(6年落ち)376万円、2023年式(3年落ち)485万円——。新車価格543万円(当時のスーパー)から5〜6年で半額近くまで落ち、そこから下げ止まる。これはDセグメント輸入セダンの標準的なカーブだが、クアドリフォリオだけは別曲線を描いており、2017年式でも568万円を保っている。「ジュリアに何を求めるか」で、残価の意味が変わってくるクルマだ。
グレード別の相場
ヴェローチェの中央値406万円、クアドリフォリオは668万円。同じジュリアでもグレード差は262万円——新型軽自動車が1台買える差額である。
主要グレードの顔ぶれ
| グレード | 台数 | 中央値(万円) | 年式中央値 | 走行距離中央値 |
|---|---|---|---|---|
| Veloce | 173 | 406 | 2022 | 19,000km |
| Quadrifoglio | 80 | 668 | 2019 | 22,000km |
| Super | 74 | 194 | 2018 | 40,000km |
| 2.2 Turbo Diesel Super | 20 | 240 | 2019 | 60,500km |
| Sprint | 7 | 252 | 2021 | 31,000km |
| Quadrifoglio Estrema | 9 | 519 | 2022 | 7,000km |
| Quadrifoglio Carbonio | 6 | 648 | 2018 | 31,000km |
ヴェローチェが全体の29%を占めて最多。スーパーの中央値194万円は、新車ボトム542万円の車が3分の1近くまで落ちた姿で、輸入FRセダンのエントリーとして今もっとも面白いゾーンだろう。
グレード × 年式で見るフェイスリフト効果
ヴェローチェを年式で追うと、2018年297万円、2020年376万円、2022年381万円、2023年487万円、2024年595万円、2025年615万円。2022→2023の+106万円、2023→2024の+108万円と、フェイスリフト直後と2024年モデル投入時に2段階のジャンプがある。
スーパーは2017-2019年式で168万〜228万円のレンジに収まり、上下の振れが小さい。「底値で安定しているグレード」と言える。走行距離中央値も4万kmと、実用として使われてきた痕跡がはっきり残る個体群だ。
限定車・特別仕様車のプレミアム
ここからが本稿のハイライト。車種プロファイルに挙がっている限定車の多くが、実際に中古市場で高値を維持している。
- クアドリフォリオ カルボニオ(2018年・世界50台): 中央値648万円。8年落ちでもこの値を保つ
- クアドリフォリオ アルジェント(2018年): 中央値552万円
- クアドリフォリオ エストレマ(2025年11月発売・46台・新車1,447万円): 中央値519万円、上位ラインは1,410万円まで
- ヴェローチェ モノクローム エディション(2024年・41台): 中央値540万円、年式中央値2024年
- コンペティツィオーネ(2023年・60台): 中央値468万円
エストレマの「中央値519万円」は見かけの数字で、9台中には新車超えに近い1,410万円の個体も含まれる。発売から半年しか経っていない超希少車が、すでに中古市場で大きな価格幅を形成しているのは異例だ。カルボニオの648万円も注目に値する。8年落ち・走行3.1万kmで、初期のクアドリフォリオ通常版(2017年式568万円)より80万円高い。希少性がそのまま残価に変換されている典型例だろう。
そして通常のクアドリフォリオでも、2024年式の中央値は1,201万円、2025年式は1,115万円。現行新車価格1,387万円との差は200万円前後まで縮まっており、2026年4月の生産再開を待つより、現物を押さえたい層が動いていると解釈できる(推測)。
走行距離とコンディション
意外だったのが、走行1万km未満(48台)の中央値599万円に対し、1-2万km帯(46台)が470万円と1万km違うだけで約130万円差があったこと。単純な「距離による減価」では説明しきれない何かが、ここにある。
走行距離ごとの価格感
0-1万kmゾーン(中央値599万円・年式2024年)は、ほぼ新車同然の2024-2025年式が主役。1-2万km帯(470万円・2022年)はフェイスリフト後のヴェローチェ、2-3万km帯(397万円・2020年)は改良後モデル、3-5万km帯(376万円・2019年)はフェイスリフト前のヴェローチェやクアドリフォリオ前期が中心だ。
5-8万km帯は19台と一気に減って中央値229万円、8-12万km帯は12台で183万円。5万kmが心理的な節目になっている印象で、ここを超えると値が急に落ちる代わりに、玉数自体が乏しくなる。
低走行 × 新しい年式の希少性
重ね合わせて見ると面白い。2024年式の0-1万km帯が13台で中央値599万円、2025年式の0-1万km帯が15台で660万円。これらは「登録済み未使用車」に近い扱いを受けている個体群だ。一方で2018年式の0-1万km帯にも3台存在し、中央値はなんと1,269万円。8年落ちで1万km未満——おそらくクアドリフォリオ系のコレクター保管個体で、走行距離というより「保存状態」がプレミアムを生んでいる。
修復歴と車検残の現実
修復歴データが取れた128台のうち、修復歴ありは5台。少数サンプルながら、ありの中央値は558万円、なしは407万円。数字上は「修復歴ありのほうが高い」逆転現象だが、これはサンプル5台の偶然でクアドリフォリオ系が混じったためと見るのが自然だ(参考値扱い)。ジュリアで修復歴ありが37%安いといった法則は、このデータからは読み取れない。
車検については、残月数データがあった106台中、整備付き(車検2年付き)個体は43.4%。残り6か月以下が14台、6-12か月が15台、24か月以上が9台。**「車検取り立ての個体」が4割強、「半年以内に車検を迎える要検討個体」が14%**という分布は、購入後の費用計画を立てる上で有用な目安になる。
属性で見る供給の癖
ミッション別では、データが取れた250台中MTが146台(中央値469万円)、ATが104台(395万円)。ジュリアはZF製8速AT専用車種のため、この「MT」表記は主に販売店側の入力区分(パドルシフト操作系の扱いなど)の揺れと見られ、実態は全車ATである点に留意したい。
色別では、赤系が中央値597万円と最も高く、クアドリフォリオの象徴色モントリオール グリーンを含む緑系は3台の参考値で409万円。白系が485万円、黒系が387万円、青系が353万円と、アルファレッドの伝統プレミアムは健在だ。ただし色別サンプルはいずれもやや少なめなので、傾向として見る程度が妥当。
地域分布は東京都39台(中央値522万円)、静岡県31台(376万円)、神奈川県29台(387万円)、愛知県29台(434万円)、埼玉県27台(350万円)が上位5県。東京の中央値が150万円近く高いのは、クアドリフォリオ系の都心集中を反映していると読める。兵庫県8台(638万円)、千葉県8台(635万円)は少数サンプルながら、高額帯の個体が固まっている印象だ。
データが示す「お得ゾーン」と「プレミアムゾーン」
安い個体、高い個体。それぞれの顔ぶれを見ると、ジュリアというクルマの二面性がくっきり浮かび上がる。
下位10%: 195万円以下に並ぶ個体
43台の顔ぶれは、**スーパーが60.5%**、不明25.6%、2.2ディーゼル スーパー7%、ヴェローチェ4.7%、ベースグレード2.3%。年式中央値2018年、走行距離中央値7.3万km、修復歴ありは0%。
つまりこのゾーンは「フェイスリフト前のスーパー、走行距離がそこそこ伸びた個体」の世界だ。2.0ターボ200ps/8速AT/50:50重量配分というジュリアの骨格は同じで、装備が今風でない代わりに200万円を切る。「輸入FRセダンに一度は乗ってみたい」層、あるいはセカンドカーとして週末だけ楽しむ層には格好の入口になる。バッテリー突然死や冷却水タンクの熱損傷など、初期型特有の弱点を理解した上で、整備履歴の残る個体を選びたい。
上位10%: 668万円以上に並ぶ個体
41台は**クアドリフォリオが75.6%**、不明14.6%、エストレマ4.9%、ヴェローチェ4.9%。年式中央値2022年、走行距離中央値3,000km。修復歴ありは11.8%と全体より高め——高速域での走行が多い個体ゆえ、と推測するのが自然だろう。
このゾーンは「V6ツインターボ510psを未来に残しておきたい層」の世界だ。2026年4月に生産再開が決まったとはいえ、カッシーノ工場の生産体制は限定的で、次期モデルはおそらくEV化される。内燃機関のクアドリフォリオを新品に近い状態で手に入れる最後のチャンスになる可能性が高い——こう考える買い手が、1,000万円超の個体にも手を伸ばしている、と解釈できる(推測を含む)。
本稿で描いた分布のどこを狙うかが決まったら、次は条件を絞って監視するフェーズだ。掲載から消えるまで中央値3日——carsensorでは3日の中央値だ——という流通速度を踏まえると、週に一度サイトを巡回するスタイルでは、条件に合う個体は出会う前に消える。毎日の自動追跡が、欲しい一台への最短ルートになる。
よくある質問(当サービス集計での回答)
Q1: ジュリアの中古相場はいくらですか?
当サービスが4サイトから集めた621台の集計では、全体の中央値が415万円、半数が277万〜570万円のゾーンに収まっています。最安層は149万円、最上層は1,008万円。クアドリフォリオ系の高額個体が全体平均(457万円)を押し上げているため、「中央値」で語るのが実態に近いです。
Q2: ジュリアの買い時はいつですか?
本集計では、2022年式(中央値402万円)と2023年式フェイスリフト後(485万円)の間に約83万円の段差があり、装備と価格のバランスで見るなら2023年式が狙い目です。一方、底値を狙うなら2017-2018年式スーパー(168〜228万円)が狙えるゾーン。クアドリフォリオ系は2026年4月の生産再開を機に動きが出やすいので、「現行型を確実に押さえたい」なら今動くのが合理的と言えます。
Q3: ジュリアのMTとATではどちらが中古では多いですか?
ジュリアはZF製8速ATのみの車種で、MT設定はありません。本集計で「MT」表記になっている146台は、販売店側の入力区分の揺れ(パドルシフト操作系の扱いなど)と見るのが妥当です。実態として全個体がATと考えてください。
Q4: ジュリアの走行距離は何kmまでが許容範囲ですか?
本集計では、0-1万km(中央値599万円)、1-2万km(470万円)、2-3万km(397万円)、3-5万km(376万円)までは比較的なだらかに下がります。5万kmを超えると5-8万km帯で229万円、8-12万km帯で183万円と段差が出ます。輸入FRセダン、それもハイパフォーマンス寄りのクルマという性格上、5万km以内を目安にコンディション重視で選ぶのが王道。それ以上なら整備履歴と消耗品交換記録を必ず確認したいところです。
Q5: ジュリアで修復歴ありの個体はどれくらい安いですか?
本集計では修復歴データが取れたのは128台で、うち「あり」は5台のみ。数字上は「あり」が中央値558万円、「なし」が407万円と逆転していますが、これはサンプル5台の偶然でクアドリフォリオ系が含まれたためと見るべきで、一般化できる数字ではありません(参考値)。ジュリアは玉数自体が少ないため、修復歴の影響を定量化するには継続観測が必要です。
Q6: クアドリフォリオは今買うべき? それとも2026年4月の生産再開を待つべき?
本集計のクアドリフォリオ80台の中央値は668万円、2024年式で1,201万円、2025年式で1,115万円。現行新車1,387万円との差は縮まっており、「V6を未来に残したい」層の需要が高止まりしています。2026年4月から再開されるのはエストレマ46台・コレッツィオーネ11台といった超希少限定車が中心で、通常モデルの量産枠は依然限定的と見られます。今の1,100万円前後の2024-2025年式は、納期と確実性で見ればむしろ合理的な選択肢、と言えるかもしれません(推測を含む)。
Q7: 狙いの条件でジュリアの新着を毎日追うには?
当サービス(中古車ウォッチ)は、cababa、carsensor、goonet、kakakuの4サイトを毎日自動巡回し、条件に合致する新着個体をLINEに即時通知します。「ヴェローチェ × 2023年式以降 × 走行1万km未満」のような複合条件も設定可能で、無料プランなら24時間遅延版で試せます。本稿で見た「掲載から消えるまで中央値3日」という流通速度を考えると、毎日の自動追跡は事実上必須と言えます。
2026年4月のハイライトと注意点
今月のデータで最も特筆すべきは、クアドリフォリオの価格成層化だ。80台の中央値668万円という数字の裏では、2018年式カルボニオが648万円、2025年式通常モデルが1,115万円、そしてエストレマの上限が1,410万円——同じ「クアドリフォリオ」の名を冠しながら3倍近い価格差が生じている。限定車と通常型、前期と後期、この4象限のどこに自分のニーズがあるかを見極める眼が、いつにも増して重要になっている。
注意点としては、当月の新規出品数および供給倍率は観測期間の制約で参考扱いとした点、kakaku掲載個体は他サイトとの重複を含む点、goonetの一部個体はグレード判定ができず「不明」分類になっている点が挙げられる。2017年デビューから9年目、玉数は確実に減っていく。継続観測で、2026年4月の生産再開がクアドリフォリオ中古相場にどう響くか、次期モデル情報が値動きに与える影響を追っていきたい。
本レポートは、当サービスが自動収集した4サイト(cababa、carsensor、goonet、kakaku)の掲載情報に基づく集計で、日本全国の中古車流通を網羅するものではありません。個人SNS売買やディーラー店頭のみの非公開個体は含みません。分析対象期間は2026-03-20〜2026-04-19、対象台数は621件(延べ掲載数ベース)。次回更新は2026年5月中旬を予定しています。
過去のジュリアに関する記事
- 2026年4月19日 ジュリアの中古車相場ガイド(この記事)
※ この記事のデータは中古車ウォッチがcababa・carsensor・goonet・kakakuを横断して収集した2026年4月19日時点の情報です。実際の価格・在庫は各サイトにてご確認ください。