GTが13台→49台へ急増、FC世代が動いた30日間 | マツダ RX-7 中古相場分析【2026年10月版】— 503台集計

最終更新: | 503台・6サイトのデータに基づく

同じRX-7なのに、140万円から1,872万円まで。これが当サービスの集計に並んだ現実のレンジだ。2026年9月10日〜10月10日の30日間、6サイト(カババ、カーセンサー、グーネット、価格.com、車選びドットコム、ヤフオク)から収集したRX-7は503件。価格が読み取れた338件の中央値は569万円で、前月の557万円から+12万円。そして今月いちばん動いたのは、FD3Sではなく初代・2代目の廉価グレードだった。本集計の数字で、その理由を追う。

市場サマリー

掲載台数
503台
価格帯
140〜1872万円
中央値
569万円
走行中央値
9.5万km

RX-7の新着を見逃さない

今月の注目: GT・GT-X(300万円台), Type RS・青系, Spirit R系
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📝 本稿の読み方

TL;DR / 今月の要点

📊 今月の主要数値(当サービス集計)

今月のトップ3変化(前月比)

GT が13件→49件へ、+277%の増加で今月最大の動き

本集計でGTと判定された掲載は前月13件から今月49件へ、+277%の増加。中央価格は350万円→368万円(+18万円)と小幅に上がった。GTの年式中央値は1990年、走行距離中央値は11.6万km。推測だが、価格帯の近いFC世代の在庫がまとまって掲載面に現れた結果と読める。手の届くRX-7を探す読者にとっては、選択肢が一気に4倍近くになった月と言える。

2002年式の中央価格が798万円 → 675万円へ、−123万円

最終年である2002年式は、前月38件・中央798万円から、今月45件・中央675万円へ。件数は増えているので、玉が減って値が崩れたという話ではない。今月の2002年式にはType R Bathurstが28件・中央638万円含まれており、この層が中央値を押し下げた可能性が高い(推測)。Spirit R系の高額個体が入れ替われば、来月は再び跳ね上がり得る数字だ。

「タイプRB」表記が0件に — ただし「Type RB」が70件

前月68件あった「タイプRB」は今月0件。一方で「Type RB」が70件計上されている。同様に「タイプRS」60件→0件/「Type RS」63件、「タイプR」44件→0件/「Type R」37件。当サービスのグレード判定ラベルの表記体系が切り替わったことによる見かけ上の入れ替わりである可能性が高く、流通が消えたとは読めない。数字を追う際は表記の連続性に注意したい。

マツダ RX-7 中古市場の輪郭(当サービス集計)

503台を一列に並べて最初に気づくのは、価格の山が一つではないことだ。当サービスが6サイト(カババ、カーセンサー、グーネット、価格.com、車選びドットコム、ヤフオク)から収集した2026年9月10日〜10月10日の掲載503件のうち、価格が読み取れた338件の中央値は569万円。安めの4分の1は457万円、高めの4分の1は710万円、最安層(下位5%)は279万円で最上層(上位5%)は894万円。最安は140万円、最高は1,872万円で、平均は584万円と中央値より上にある。つまり、ごく一部の高額個体が高値側の裾を長く引いている分布だ。

収集元の内訳は、価格.com 162件、カーセンサー144件、グーネット98件、ヤフオク64件、カババ19件、車選びドットコム16件。50万円刻みで見ると550万〜600万円が43件、750万〜800万円が41件、650万〜700万円が40件と、600万円手前と800万円手前に二つのふくらみがある。これはFC世代を中心とした手頃な層と、FD3S後期型の高額層が同じ車名の下に同居していることの反映と読める。なお、ヤフオクの表示価格は開始価格・現在価格であり落札額ではないため、価格の集計からは外している。

掲載の動きも鈍くない。期間中に掲載が確認できたのは374件、新たに現れたのが142件、掲載が終わったのが129件。掲載終了までの日数は中央値15日(安いほうから4分の1の位置で6日、遅いほうの4分の1で41日)で、前月の中央値22日から1週間短くなった。本集計の中央価格も557万円→569万円と+12万円。直近半年の推移を見ても550万円→569万円と、ゆるやかに上を向いている。

年式別の相場と世代の断層

RX-7の価格を決めているのは、グレードよりもまず「何年式か」だ。当サービスの集計を年式で切ると、1991年と1992年のあいだにくっきりとした段差が現れる。

年式 件数 中央価格
1982年 7件 374万円
1989年 18件 409万円
1990年 30件 385万円
1991年 36件 368万円
1992年 23件 516万円
1993年 13件 457万円
1994年 10件 498万円
1996年 18件 625万円
1997年 19件 649万円
1998年 18件 630万円
1999年 38件 644万円
2000年 26件 718万円
2001年 44件 728万円
2002年 45件 675万円

1991年式368万円に対し、1992年式は516万円。差は+148万円。3代目FD3Sの発売は1991年12月なので、1991年式の多くは2代目FC3S、1992年式はほぼFD3Sという構成になる。世代交代がそのまま価格の断層として出ている格好だ。件数も1991年36件・1990年30件とまとまっており、この境界は傾向ではなく事実として読める。

もう一つの段差は1990年代末にある。1998年式630万円に対し、2000年式718万円、2001年式728万円。+88万円から+98万円の上乗せだ。車種プロフィールによれば、FD3Sは1999年1月の大規模改良で280PS化と6速MT追加を受けている。改良後の個体が明確に上に位置していることは、1999年式38件・2001年式44件という比較的厚いサンプルでも確認できる。

一方、最終年の2002年式は45件で675万円と、2001年式より低い。前月は798万円だったので−123万円。件数はむしろ増えているため、最終型全体が下がったというより、今月並んだ2002年式の顔ぶれ(Type R Bathurstが28件・中央638万円)が中央値を引き下げた可能性が高い(推測)。

初代にあたる1982年式7件・374万円、1984年式4件・508万円は少数の参考値。2003年式3件794万円、2011年式3件655万円も同様で、後者は登録年表記のゆれを含んでいる可能性がある。この帯は本集計でも数字として断定しづらい領域だ。

グレード別の値付け

グレード名を手がかりに整理すると、RX-7の値付けは「走りに振ったFD後期」と「快適装備のFC」でほぼ二分されている。当サービスの集計では503件中70.8%までグレードが判定できたが、グーネット掲載分はタイトル表記の都合で全件が不明扱いになっている点は先に断っておきたい。

グレード 件数 中央価格 年式中央値
Type RB 70件 680万円 2000年
Type RS 63件 666万円 1999年
Type R Bathurst 54件 638万円 2002年
GT 49件 368万円 1990年
カブリオレ 39件 299万円 1990年
Type R 37件 524万円 1994年
GT-X 26件 420万円 1990年
不明 147件 644万円 1994年

最多はType RB 70件で中央680万円。1999年改良後の標準スポーツグレードが、数でも価格でも集計の軸になっている。次ぐType RS 63件・666万円は走行距離中央値8.5万kmとRBの10.7万kmより少なく、同価格帯なら距離で選ぶ余地がある。バサースト24時間制覇を記念した限定仕様のType R Bathurstは54件・638万円で、年式中央値2002年・走行7.1万kmという若い構成ながら三者の中では最も落ち着いた水準だ。

対照的に、FC世代の快適志向グレードは明確に下。GT 49件・368万円、GT-X 26件・420万円(サンプルが中程度なので傾向として)、カブリオレ39件・299万円。300万円台から400万円台で、ロータリーFRクーペという体験そのものには手が届く。走行距離中央値はいずれも11.6万km前後で、価格はその分を正直に織り込んでいる。

上を見ると景色が変わる。最終限定車のSpirit R Type Aは5件で中央1,174万円、高めの4分の1は1,870万円。Spirit R Type Bは3件で1,028万円。いずれも少数の参考値だが、他のグレードが600万円台で並ぶなかに1,000万円超が割り込んでくる構図は動かない。ホモロゲ限定のRS-Rは4件・790万円、Type RZは4件・527万円(走行距離中央値14.6万km)で、同じ限定車でもコンディション次第で評価が大きく割れることがうかがえる。なお車種プロフィールには各グレードの当時価格の記録がなく、新車価格との比較は本集計では行っていない。

走行距離とコンディションでみる価格

意外なことに、当サービスの集計では走行3万〜5万km帯のほうが5万〜8万km帯より安い。前者23件・638万円、後者80件・682万円。距離が短いほど高い、という単純な図式は、この車では必ずしも成立していない。

走行距離帯別に並べると、0〜1万km帯5件・790万円(少数の参考値、年式中央値1990年)、2万〜3万km帯10件・797万円、3万〜5万km帯23件・638万円、5万〜8万km帯80件・682万円、8万〜12万km帯118件・569万円、12万km超105件・504万円。最も厚いのは8万〜12万kmの118件で、ここの年式中央値は1997年。次いで12万km超の105件が1993年と、距離が伸びるほど年式が古くなる、ごく素直な関係が見える。つまり3万〜5万km帯の割安さは距離の評価ではなく、その帯に含まれる個体の年式・グレード構成(2000年前後の個体が多い)によるものと読むのが自然だ。

低走行のプレミアムは2万〜3万km帯の797万円に出ている。サンプル10件と少なめなので傾向として見る程度だが、8万〜12万km帯との差は+228万円。1台分の価格差ではなく、20年以上眠っていた個体の希少性に対する値付けと解釈できるかもしれない。逆に12万km超の504万円は、中央値569万円に対して−65万円。車種プロフィールが指摘するとおりロータリーはアペックスシールの摩耗が宿命で、距離より「どう使われ、どう整備されたか」が効く。圧縮測定(コンプレッションチェック)の記録がある個体なら、過走行帯はむしろ賢い入り口になり得る。

車検については、当サービスが表記を自動解析できた241件のうち残り0〜6か月が70件、6〜12か月が18件、12〜18か月が23件、18〜24か月が16件。価格と重ねると、車検残ありの95件が655万円、車検整備付・なしの140件が625万円で差は4.8%。ただしこれは表記の簡易解析による参考値で、出品者の属性とも絡む。数字としては小さいと見ておきたい。

属性別の供給 — MT/AT・色・地域・修復歴

MTとATで、中央価格はちょうど倍近く違う。当サービスが収集した503件のうち、MTと判定できたのは345件・中央598万円、ATは30件・299万円。差は299万円だ。

ただしこれを「2ペダルは安い」と単純に読むのは危うい。ATの多くはFC世代、とりわけカブリオレやGT系に集中していると考えられ(推測)、年式構成の差が価格差の大半を説明している可能性がある。実際、カブリオレ39件の中央は299万円でATの中央値とぴたり一致する。変速機が判定できなかった128件も中央581万円と全体に近く、MT比率の高さを裏付けている。

色の序列も興味深い。白系92件・630万円、青系49件・653万円、赤系53件・556万円、黒系41件・477万円、銀灰系28件・564万円、黄系21件・624万円(サンプル少なめなので傾向として)。最多は白系だが、中央価格で上に立つのは青系。車種プロフィールはモンテゴブルーマイカやコンペティションイエローマイカといった人気色の存在に触れており、本集計の並びはそれと矛盾しない。黒系が477万円と一段低いのは、FC世代の個体が多く含まれるためと見るのが妥当だろう(推測)。

地域分布は関東に厚い。埼玉県66件・598万円、千葉県66件・649万円が双璧で、以下大阪府41件・477万円、愛知県25件・538万円、茨城県25件・499万円、兵庫県24件・638万円、岡山県21件・733万円、神奈川県13件・460万円。岡山県の733万円は全体の中央値より+164万円高く、大阪府・神奈川県とは200万円以上の開きがある。ロータリー専門店の所在やタマの質が地域ごとに偏っている可能性があるが、サンプル数も限られるため断定は避けたい。

修復歴は、判定できた348件のうち「あり」143件・550万円、「なし」205件・649万円。差は15.3%にあたる。旧車としては小さめの割引率で、裏を返せば修復歴なしの個体が強く評価されているというより、修復歴ありでも相応の値が付いているということだ。

データが示す「お得ゾーン」と「プレミアムゾーン」

同じ車名で、下は322万円以下、上は790万円以上。当サービスの集計から両端を切り出すと、そこに並ぶ顔ぶれはまるで別の車種のようだ。

安いほうの10%、322万円以下の35件は、年式中央値1990年、走行距離中央値10.5万km、修復歴ありが50.0%。グレード構成はカブリオレ48.6%、GT34.3%、GT-X11.4%、不明5.7%で、ほぼFC世代の快適グレードで占められている。言い換えれば、300万円前後で買えるRX-7とは「2代目のNA/ターボを、修復歴も込みで受け入れる選択」だ。ロータリーの甲高い吹け上がりとFRの身のこなしを味わう入口としては十分に成立するが、車種プロフィールが挙げるとおり配線・ゴムホース・燃料系の経年劣化は前提。購入価格と同額の整備予算を別建てで持てる読者向けと言っていい。

高いほうの10%、790万円以上の35件は年式中央値2001年、走行距離中央値6.65万km。構成はType RS 31.4%、不明31.4%、Type R Bathurst 8.6%、Spirit R Type A 8.6%、Type RB 5.7%、RS-R 5.7%と、1999年改良後の280PS世代と限定車に寄っている。興味深いのは修復歴ありが40.0%含まれること。最上層でも無傷の個体ばかりではなく、程度と素性の説明力で値が付いているのが実情と読める。資産性まで見据えるなら、ここは入札的な速さが要るゾーンだ。

そしてその速さこそが、この車の難しさでもある。本集計で掲載が終わるまでの日数は中央値15日、早いものは6日で消える。前月の中央値22日からさらに短くなった。つまり、週末ごとに6サイトを手で巡回しても、平日に現れて平日に消える1台は構造的に拾えない。狙いが「Spirit R」「青系のType RS」「300万円台のGT-X」のように具体的であるほど、毎日の自動追跡がそのまま打率になる。

よくある質問(当サービス集計での回答)

Q1. RX-7の中古価格はいくらくらい?

当サービスが6サイトから収集した503件のうち、価格が読み取れた338件の中央値は569万円です。安めの4分の1が457万円、高めの4分の1が710万円、最安層(下位5%)で279万円、最上層(上位5%)で894万円。最安140万円から最高1,872万円まで、同じ車名でもレンジは非常に広くなっています。

Q2. いまは買い時?

本集計の中央価格は直近半年で550万円→569万円と緩やかな上昇基調にあり、前月比でも+12万円です。一方で掲載が終わるまでの日数は中央値22日→15日と短くなりました。価格が落ち着くのを待つより、条件を固めて速く動くほうが機能しやすい局面、というのが今月の数字から読める姿です。

Q3. 狙い目の年式は?

当サービスの集計では1991年式368万円に対し1992年式516万円と+148万円の段差があり、FD3Sに乗りたいなら1992〜1994年式(498万〜516万円)が入口になります。280PS・6速MTの改良後が欲しければ1999年式38件・644万円が、2000年式718万円・2001年式728万円より手頃です。

Q4. 走行距離はどこまで許容すべき?

本集計では5万〜8万km帯80件が682万円、8万〜12万km帯118件が569万円、12万km超105件が504万円。最も厚いのは8万〜12万km帯です。ロータリーは距離より使われ方と整備履歴が効くため、圧縮測定の記録がある個体なら過走行帯は現実的な選択肢になります。

Q5. グレードでどれくらい値段が違う?

当サービスの集計では、Type RB 70件・680万円、Type RS 63件・666万円、Type R Bathurst 54件・638万円に対し、GT 49件・368万円、カブリオレ39件・299万円。FD後期の走り系とFC世代の快適系で約300万円の開きがあります。Spirit R Type Aは5件の参考値ながら中央1,174万円です。

Q6. MTとATで価格差があるのはなぜ?

本集計ではMT 345件・598万円、AT 30件・299万円と299万円の差が出ています。ただしATの多くはFC世代やカブリオレに集中していると見られ(推測)、変速機そのものより年式・グレード構成の違いが価格差の大半を説明している可能性があります。2ペダル狙いならFC世代が現実的な入口です。

Q7. 狙いの条件でRX-7の新着を毎日追うには?

当サービス「中古車ウォッチ」をLINEで友だち追加し、車種名を送るだけで監視が始まります。この車種ではカババ・カーセンサー・グーネット・価格.com・車選びドットコム・ヤフオクの6サイトを毎日自動巡回し、新着・価格変動・掲載終了を通知。グレード・価格帯・走行距離・地域の複合条件で絞り込めます。無料プラン(24時間遅延・1車種)あり、有料は月780円から。

2026年10月のハイライトと注意点

今月の主役はFD3Sではなかった。当サービスの集計でGTと判定された掲載が前月13件から49件へ、+277%の増加。中央価格も350万円→368万円と上がり、300万円台でロータリーFRに乗るという選択肢が一気に厚くなった。同時に2002年式の中央価格は798万円→675万円の−123万円。こちらは件数が38件→45件と増えているので、玉が減ったのではなく顔ぶれが入れ替わった結果と見るのが妥当だ(推測)。ただし数字の読み方には二つ注意がいる。ヤフオクの表示価格は開始価格・現在価格であり落札額ではないため価格集計から除外していること、そして価格.com掲載分は他サイトと重複している場合があり、同一車両が複数件として数えられ得ること。本集計はあくまで6サイトの掲載データの姿である。

本レポートは、中古車ウォッチが 6サイト(カババ, カーセンサー, グーネット, 価格.com, 車選びドットコム, ヤフオク)から自動収集した掲載データ 503台(2026-09-10 〜 2026-10-10)を集計した分析です。日本の中古車市場全体の動向を示すものではなく、掲載データからは売買の成約は分かりません。購入判断は必ず現車確認と販売店への確認のうえで行ってください。次回の更新は来月初旬を予定しています。

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※ この記事のデータは中古車ウォッチがカババ・カーセンサー・グーネット・価格.com・車選びドットコム・ヤフオクを横断して収集した2026年10月11日時点の情報です。実際の価格・在庫は各サイトにてご確認ください。