グレード欄が総入れ替え、S“Cパッケージ”1219台が突如トップ級に | トヨタ アルファード 中古相場分析【2026年9月版】— 7871台集計

最終更新: | 7,871台・8サイトのデータに基づく

同じ車種、同じ8サイト、同じ集計エンジン。それなのに8月のアルファードは、グレード欄の顔ぶれがごっそり入れ替わった。当サービスが2026年8月5日〜9月4日に収集したアルファードの掲載データは7871台。価格中央値は440万円で前月から+6万円、掲載が終了するまでの日数は中央値13日。40系Zが1654台で620万円、30系の主力S“Cパッケージ”が1219台で429万円——本集計の数字から、いま狙うならどこかを読み解いていく。

市場サマリー

掲載台数
7,871台
価格帯
33〜1301万円
中央値
440万円
走行中央値
3.9万km

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今月の注目: 40系Z 650万円以下, S“Cパッケージ” 3〜5万km, Executive Lounge
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📝 本稿の読み方

TL;DR / 今月の要点

📊 今月の主要数値(当サービス集計)

今月のトップ3変化(前月比)

「SR」245台が今月は0件——グレード判定ルール更新の影響

前月の本集計で245台・中央値258万円を占めていた「SR」表記が、今月は0件になった。ただし当サービスのグレード分類ルールは今月更新されており、同じ車両が別の名称に振り分けられた可能性が高い。実車の流通が途絶えたわけではないと見るのが妥当で、判定精度の変化を含んだ数字として扱いたい。

「SR Cパッケージ」214台 → 0台、代わりにS“Cパッケージ”が1219台で初集計

前月214台・442万円だった「SR Cパッケージ」が0件になる一方、今月はS“Cパッケージ”が1219台・中央値429万円として本集計に初登場した。台数規模と価格帯が近く、名称の付け替えで受け皿が移ったと読める。推測だが、両者はほぼ同じ車両群を指しており、比較する際は前月の442万円と今月の429万円を並べる程度に留めるのが安全だ。

「V」59台が0件に、一方で2013年式の中央値は+17万円

前月59台・70万円だった「V」表記も今月は0件。これも判定ルール更新の影響を含む可能性があり、希少化と断じるべきではない。同時に本集計では2013年式の中央値が151万円→168万円へ+17万円の上昇を見せた。ただしサンプルは前月187台・今月159台と入れ替わっており、出品構成の変化が効いた可能性もある(推測)。

トヨタ アルファード 中古市場の輪郭(当サービス集計)

7871台。当サービスが8サイトから2026年8月5日〜9月4日に集めたアルファードの掲載数だ。内訳はグーネット2022台、ネクステージ1414台、カーセンサー1172台、車選びドットコム1141台、トヨタ認定中古車とヤフオクが各1000台、価格.com 105台、カババ17台。期間末で掲載が生きているのは6711台。単一車種でこの厚みは、ラージミニバンでも別格である。

価格の中央値は440万円。安めの4分の1が333万円、高めの4分の1が598万円で、最安層(下位5%)は128万円、最上層(上位5%)は700万円。最高値は1301万円、平均は448万円と中央値にほぼ重なり、分布の左右バランスは驚くほど整っている。

面白いのは、山がひとつではないこと。50万円刻みで見ると400〜450万円に886台、600〜650万円に924台と、はっきり二つのピークが立つ。前者は30系後期の主力帯、後者は40系Zの帯だ。あいだの500〜550万円は362台と谷になっており、世代がそのまま価格の段差として現れている。つまり「500万円前後の中庸な選択肢」がいちばん薄い。

サイトごとの性格差も出た。ネクステージ478万円(中央年式2022年)、トヨタ認定中古車457万円(同2022年)が高め、カーセンサー405万円(同2021年)が低め。価格.comの105台・70万円は中央年式2006年と古い個体に偏った結果で、他サイトとの重複掲載もあり得る。ヤフオクとカババは表示価格の性格が異なるため価格集計から外している。

期間中に掲載が終了したのは1090台。掲載から終了までの日数は中央値13日で、前月の9日から+44%の伸び。動きはわずかに緩んだ印象だ。

年式別の相場と世代の断層

年式順に並べると、アルファードは滑らかな下り坂ではなく「三段の崖」として現れる。当サービスが収集した7871台のうち年式が判明した個体を集計すると、その段差が数字で見えてくる。

年式 台数 中央値 中央走行距離
2012年 190台 143万円 9.3万km
2015年 277台 247万円 8.2万km
2017年 272台 265万円 7.7万km
2018年 379台 353万円 7.1万km
2020年 676台 390万円 5.3万km
2021年 1131台 410万円 4.4万km
2022年 560台 440万円 4.1万km
2023年 906台 584万円 2.6万km
2024年 1007台 620万円 2.0万km
2025年 856台 630万円 0.9万km
2026年 205台 675万円 87km

第一の崖は2014年式160万円→2015年式247万円の+87万円。3代目30系の登場ラインだ。第二の崖は2017年式265万円→2018年式353万円の+88万円で、こちらは30系後期(Toyota Safety Senseが全車標準化されたマイナーチェンジ)の境目にぴたりと重なる。そして最大の崖が2022年式440万円→2023年式584万円の+144万円、4代目40系のフルモデルチェンジである。年式ひとつで新型軽自動車1台分が動く計算だ。

逆に言えば、崖の手前は毎年おいしい。2017年式と2018年式の差は88万円だが、中央走行距離の差はわずか0.6万km。装備の世代差を許容できるなら、2017年式は本集計でも明確な価格的な逃げ場になっている。

前月との比較では、新しい年式ほど軟化した。2025年式は−17万円、2022年式は−15万円、2024年式は−14万円、2023年式は−10万円。一方で2013年式は+17万円と逆に上がった。推測だが、40系の在庫が積み上がる一方、古い年式は出品構成の入れ替わりで価格が振れやすいという構図が考えられる。2026年式205台・675万円(走行87km)は、事実上の新車同等在庫と見てよい。

グレード別の値付け

グレード判別ができたのは全体の58.7%。残りは表記から特定できず「不明」(3252台・414万円)に集計されている。それでも主要どころの輪郭ははっきり出た。

グレード 台数 中央値 中央年式
Z 1654台 620万円 2024年
S“Cパッケージ” 1219台 429万円 2020年
S 400台 309万円 2018年
X 295台 337万円 2021年
S“TYPE GOLD II” 292台 390万円 2021年
G 189台 172万円 2014年
Executive Lounge 132台 760万円 2023年
240S 125台 109万円 2012年
S“TYPE GOLD III” 62台 424万円 2022年

当集計の主役は明らかに40系Zだ。年式別では2023年式599万円、2024年式615万円、2025年式648万円、2026年式700万円と、階段状に積み上がる。走行距離が伸びても600万円台を割りにくい強さがある。

最上級Executive Loungeは全体で760万円だが、中身は二層構造だ。40系は2023年式772万円・2024年式788万円・2025年式843万円と上昇する一方、30系にあたる2015年式は303万円、2016年式は298万円。車種プロフィールによれば30系Executive Loungeの新車価格は652.2万円〜なので、2015年式は残価46%前後という計算になる。最上級グレードが10年で半値以下——ここは本集計でもっとも落差の大きい帯だ。

注意したいのが、同じグレード名でも年式で別物になる点。「X」は30系の2021年式が328万円なのに対し、40系の2025年式は554万円・2026年式は569万円と、200万円以上離れる。「G」も同様で、中央年式2014年・172万円という数字は古い世代を多く含むため、2026年式のG(9台・640万円)とはまったく別の車と考えるべきだ。車種プロフィールでも、40系のGは2023年の中間グレードから2026年6月改良でエントリーへと立ち位置が変わっている。

特別仕様車は堅実な位置取り。S“TYPE GOLD II”の2021年式は177台・394万円で、同年式のS“Cパッケージ”434万円より下、標準S 369万円より上。S“TYPE GOLD III”の2022年式は40台・424万円だ。なおHEV Gは33台・381万円だがサンプルが少なめで、中央年式が2019年である点から、旧世代のハイブリッドG表記を拾っている可能性がある。傾向として見る程度に留めたい。

走行距離とコンディションでみる価格

意外にも、走行1万km未満のほうが安く見える年式が紛れている。当サービスの集計を距離帯と年式で重ねると、そんな逆転が浮かぶ。

まず全体像。0〜1万kmが787台・631万円(中央年式2025年)、1〜2万kmが948台・609万円、2〜3万kmが1018台・569万円、3〜5万kmが1607台・444万円、5〜8万kmが1507台・366万円、8〜12万kmが969台・246万円、12万km超が313台・150万円。7871台全体の中央走行距離は3.9万kmだ。3万kmを超えた瞬間に569万円→444万円と125万円落ちるのは、距離そのものより「40系か30系か」が切り替わるためである。

同一年式で見ると距離の効きが素直に読める。2021年式は1〜2万kmが436万円、3〜5万kmが420万円、8〜12万kmが356万円。7万km近く走った個体でも80万円しか下がらない。過走行の値ごろ感が薄い、というのがアルファードらしさだ。

逆転が出るのは2023年式。0〜1万kmが581万円に対し、1〜2万kmが599万円、2〜3万kmが600万円と、低走行のほうがむしろ安い。推測だが、走行が少ない個体にエントリー寄りのグレードが多く含まれるなど、距離以外の条件が効いている可能性がある。低走行というだけで飛びつかず、グレードと装備を必ず併記で確認したい。

車検の記載についても本集計の数字だけ触れておく。車検残の記載がある1931台は484万円、車検整備付または記載なしの3173台は435万円で、前者が11.3%高い(参考値。出品者の属性と絡む可能性がある)。残存期間の内訳は12〜18か月が557台で最多、6〜12か月が521台、18〜24か月が486台、0〜6か月が245台、24か月以上が138台だった。

属性別の供給 — MT/AT・色・地域・修復歴

変速機の表記から見ていくと、当サービスの集計ではAT 4481台・448万円に対し、MT表記が558台・410万円ある。だがアルファードにMTの設定はない。出品タイトルの自動判別によるノイズと見るのが自然で、価格差38万円に意味を読み取るべきではない(推測)。こうした「データの癖」を知っておくのも中古車探しの技術のひとつだ。

ボディカラーは白系3326台・437万円、黒系1897台・435万円。定番2色が台数の大半を占め、しかも中央値がほぼ同じという結果になった。ショーファー需要で語られがちな黒のプレミアムは、少なくとも本集計の中央値には現れていない。その他が524台・474万円とやや高く、黄系87台・243万円、銀・灰系79台・147万円は低い。後者は古い年式の個体に寄っているためと見られる(推測)。青系15台・150万円は少数の参考値だ。

地域はもっと素直に差が出た。掲載が多いのは愛知県1053台(510万円)、埼玉県686台(410万円)、大阪府424台(490万円)、千葉県412台(400万円)、北海道339台(358万円)。中央値の高さでは神奈川県277台の568万円が突出し、兵庫県228台529万円、愛知県510万円、東京都204台499万円が続く。逆に北海道358万円、千葉県400万円、埼玉県410万円は低い。台数と価格が一致しないのがポイントで、埼玉・千葉は「数も多く、価格も落ち着いている」二重の狙い目に見える。ただし地域ごとに掲載量の偏りがある点は割り引いて読みたい。

修復歴は、記載のある6264台のうち「あり」が153台。なし6111台の449万円に対し、あり側は334万円で25.6%低い。台数が少ないので価格差の精度は高くないが、値引きの目安としては覚えておく価値がある。

データが示す「お得ゾーン」と「プレミアムゾーン」

本集計の下位10%は200万円以下、701台。中央年式2012年、中央走行距離10万km、修復歴ありの比率は5.1%(全体の約2.4%より高い)。グレード構成は不明が47.9%、G 15.4%、240S 12.7%、X 5.7%と、20系〜30系前期が中心だ。ここは「アルファードという車格を最小コストで手に入れる」ゾーン。3列シートの広さと質感を、200万円未満で買える選択肢が700台以上ある事実は素直に強い。ただし10万km級が標準なので、消耗品と足回りの整備履歴を確認できる個体を選びたい。

対する上位10%は653万円以上、698台。中央年式2025年、中央走行距離1.2万km、修復歴ありは1.5%。構成はZが46.6%、不明43.8%、Executive Lounge 8.9%。ほぼ40系の未使用に近い個体群で、最高値は1301万円に達する。車種プロフィールでは2026年6月改良後のPHEVエグゼクティブラウンジが1069万円超とされており、この最上層には1000万円級のモデルが含まれると見るのが自然だ(推測)。納期を待たずに現行を手に入れたい層には、ここが実質的な選択肢になる。

そして真ん中。400〜450万円に886台という最も分厚い帯には、S“Cパッケージ”(1219台・429万円)やS“TYPE GOLD III”(62台・424万円)が並ぶ。30系後期の装備水準と価格のバランスという意味で、当集計でもっとも競争が激しいゾーンだ。

ここで効いてくるのが時間軸である。当サービスが追跡した1090台の掲載終了までの日数は中央値13日、安めの4分の1は5日で消えている。とくにネクステージ448台、グーネット278台と、動きの速いサイトに条件の良い個体が集中する。8サイトを毎日人力で見て回るのは現実的ではない。中央値13日で掲載が消える環境では、条件を登録して自動で追いかける仕組みが、事実上の必須装備になる。

よくある質問(当サービス集計での回答)

Q1. アルファードの中古相場はいくらくらい?

当サービスが8サイトから収集した7871台の集計では、価格の中央値は440万円です。安めの4分の1が333万円、高めの4分の1が598万円、最安層(下位5%)は128万円、最上層(上位5%)は700万円。世代で二極化しており、30系中心の400〜450万円帯と40系中心の600〜650万円帯に山が立っています。

Q2. いまは買い時?それとも待つべき?

本集計では全体の中央値が前月434万円から440万円へ+6万円上がった一方、新しい年式ほど下がっています。2025年式−17万円、2022年式−15万円、2024年式−14万円、2023年式−10万円。40系の高年式を狙うなら軟化傾向が続くか観察する価値があり、逆に30系以前は横ばい〜上昇の年式もあるため、待つメリットは小さいと読めます。

Q3. 狙い目の年式はどこ?

当サービスの集計で最も効率が良く見えるのは2017年式(272台・265万円)です。2018年式353万円との差は88万円ですが、中央走行距離の差は0.6万kmしかありません。装備の世代差を許せるならコスパは高い。40系が前提なら2023年式584万円が最も安い入口で、2024年式620万円との差は36万円です。

Q4. 走行距離はどこまで許容できる?

本集計の距離帯別中央値は、3〜5万kmが444万円、5〜8万kmが366万円、8〜12万kmが246万円、12万km超が150万円。同じ2021年式で見ると1〜2万km 436万円に対し8〜12万kmでも356万円と、80万円しか下がりません。距離が伸びても価格が落ちにくい車なので、整備記録が明確なら8万km級も現実的な選択肢です。

Q5. グレードでどれくらい価格が違う?

当サービスの集計では、Zが1654台・620万円、S“Cパッケージ”が1219台・429万円、Sが400台・309万円、Executive Loungeが132台・760万円。最上級と標準Sでは450万円の開きがあります。ただし同名グレードでも世代で別物で、Xは30系の2021年式328万円に対し40系の2025年式は554万円です。

Q6. 今月グレード名の並びが前月と大きく違うのはなぜ?

本集計のグレード判定ルールが更新されたためです。前月245台あった「SR」や214台の「SR Cパッケージ」が今月は0件になり、代わりにS“Cパッケージ”が1219台・429万円として初めて集計されました。台数規模と価格帯が近く、名称の付け替えで受け皿が移ったと見られます。実際の流通が途絶えたわけではないと考えるのが妥当です。

Q7. 狙いの条件でアルファードの新着を毎日追うには?

当サービス「中古車ウォッチ」は、LINEで友だち追加して車種名を送るだけで監視が始まります。この車種ではカババ・カーセンサー・グーネット・価格.com・車選びドットコム・ネクステージ・トヨタ認定中古車・ヤフオクの8サイトを毎日自動巡回し、新着・価格変動・掲載終了を通知。グレード・価格帯・走行距離・地域の複合条件で絞り込めます。無料プラン(24時間遅延・1車種)から使え、有料は月780円〜です。

2026年9月のハイライトと注意点

今月の最大の発見は、価格ではなくラベルだった。当サービスのグレード判定ルールが更新され、前月245台あった「SR」、214台の「SR Cパッケージ」、59台の「V」が今月は0件に。代わってS“Cパッケージ”が1219台・429万円として初めて集計に現れた。台数と価格帯の近さから、同じ車両群が別の名前で整理し直されたと読める。数字の断絶を「流通が消えた」と受け取ってはいけない典型例だ。一方、価格側は静かに動いている。全体の中央値は434万円→440万円と+6万円、掲載終了までの日数は9日→13日と+44%の伸びで、回転はやや緩んだ。なお本集計には性格の異なるデータも含まれる。ヤフオクの価格は開始価格や現在価格であり落札価格ではないこと、グーネットはタイトル表記からグレードを判別できない車両が多く「不明」として集計されること(全体の判別率は58.7%)。この2点を頭に置いて読むと、数字の解像度がぐっと上がる。

本レポートは、中古車ウォッチが 8サイト(カババ, カーセンサー, グーネット, 価格.com, 車選びドットコム, ネクステージ, トヨタ認定中古車, ヤフオク)から自動収集した掲載データ 7871台(2026-08-05 〜 2026-09-04)を集計した分析です。日本の中古車市場全体の動向を示すものではなく、掲載データからは売買の成約は分かりません。購入判断は必ず現車確認と販売店への確認のうえで行ってください。次回の更新は来月初旬を予定しています。

7,871台超のアルファードから条件に合う1台を

特に 40系Z 650万円以下, S“Cパッケージ” 3〜5万km, Executive Lounge は出物が出ると早く動きます。8サイトの新着を30分ごとにチェックして、LINEで即通知。
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※ この記事のデータは中古車ウォッチがカババ・カーセンサー・グーネット・価格.com・車選びドットコム・ネクステージ・トヨタ認定中古車・ヤフオクを横断して収集した2026年9月5日時点の情報です。実際の価格・在庫は各サイトにてご確認ください。