2024年式が540万円へ跳ねた月、クラブマンの値付けが二極化した | ミニ ミニクラブマン 中古相場分析【2026年9月版】— 3126台集計
生産終了から2年半。後継の設定されない「クラブマン」という車型は、いま中古でどんな値札を付けられているのか。当サービスが5サイト(カババ、カーセンサー、グーネット、価格.com、車選びドットコム)から2026年8月8日〜9月7日に収集したミニクラブマン3126件を集計すると、価格中央値は185万円。だが年式を1本ずつ並べていくと、そこには明確な「段差」がいくつも現れる。今月最大の動きは2024年式の中央価格が540万円まで跳ね上がったことだ。
市場サマリー
ミニクラブマンの新着を見逃さない
今月の注目: 2019年式以降のJCW, アントールド・エディション, 3〜5万km帯のクーパーD
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📝 本稿の読み方
- 分析対象: 5サイト(カババ, カーセンサー, グーネット, 価格.com, 車選びドットコム)の掲載データ 3126台、期間 2026-08-08 〜 2026-09-07
- 集計方法: 期間中に各サイトに掲載されていた車両を集計しています。同じ車両が複数サイトに掲載されている場合は、それぞれを別の掲載として数えています。
- メルカリや個人 SNS の売買、ディーラー店頭のみで売られている車両は対象外です
- 地域によってサイトの掲載量に偏りがあり、全国を均等にカバーしているわけではありません
- 価格.com に掲載されている車両は、他のサイトとも重複して掲載されていることがあります
- グーネット掲載車両はタイトル表記が独特で、グレードを判別できないものは『不明』として集計しています
- 一部の検索条件で掲載件数が多く、古い掲載は集計から外しています(2件の検索条件が該当)
TL;DR / 今月の要点
- 当サービスが5サイトから収集した3126件(うち掲載中2160件)の価格中央値は185万円、安めの4分の1が126万円、高めの4分の1が298万円
- 今月の最大変化は2024年式の中央価格。前月426万円→今月540万円へ大きく上昇(前月26件・今月31件と少数のため参考値)
- 逆方向の動きとして2012年式が103万円→80万円へ下落。初代(R55)の古い年式は年式内でのばらつきが大きい
- 世代の断層は2015年前後。2015年式120万円に対し2014年式110万円、さらに2019年のマイナーチェンジ前後で169万円→205万円と約36万円の段差
- グレード別中央値はクーパーD 227万円(731件)、クーパーS 138万円(550件)、クーパー 120万円(498件)。ディーゼルが最も高値
- 限定・特別仕様のアントールド・エディションは405万円(107件)、ファイナルエディションは552万円(14件・少数の参考値)
- 掲載終了までの滞在日数は中央値29日(前月19日から延長)。上位10%の入口は373万円、下位10%は78万円以下
📊 今月の主要数値(当サービス集計)
- 価格中央値: 185万円
- 中央値の前月比: +2.2%
- 集計台数: 3126台(5サイト)
- 掲載期間の中央値: 29日
今月のトップ3変化(前月比)
2024年式の中央価格が426万円→540万円へ、+114万円の上昇
当サービス集計で最も大きく動いたのが2024年式だ。前月は中央426万円、今月は540万円。ただし前月26件・今月31件という少数サンプルであり、内訳の入れ替わりが数字を大きく動かした可能性が高い。実際、今月の2024年式にはファイナルエディション(中央552万円・14件)が含まれる。参考値として見るべきだが、生産最終期の個体が高値帯に集まっている構図は読み取れる。
2012年式は103万円→80万円へ、−23万円の下落
対照的に下げたのが2012年式。前月76件から今月102件へ掲載が増え、中央価格は103万円→80万円。初代(R55)後期のこの年代は、走行8万km超の個体と3〜5万km台の低走行個体が混在し、年式内の価格差が大きい。推測だが、今月は距離を重ねた個体の掲載が増えたことで中央値が押し下げられた可能性がある(確証はない)。安く入るなら狙える帯だ。
グレード表記の集計方法が切り替わり、名称ベースの内訳が入れ替わった
前月まで「MINI Cooper D Clubman」等の名称で計上されていた区分の掲載数が今月0件となり、代わりに「クーパーD(Cooper D)」731件などの区分が立ち上がっている。これはグレード判定精度の影響を含む可能性が高く、車両そのものが流通から減ったことを意味しない。判定率も89.1%→82.7%と6.4ポイント低下しており、グレード内訳は前月と直接比較せず、今月の数字として読むのが安全だ。
ミニ ミニクラブマン 中古市場の輪郭(当サービス集計)
3126件という母数は、この車種の中古を眺めるうえで十分な厚みがある。当サービスが5サイトから収集した内訳は、カーセンサー1000件、価格.com 1000件、車選びドットコム567件、グーネット493件、カババ66件。うち掲載中は2160件だ。価格の中央値は185万円、平均は211万円。平均が中央値を26万円上回るのは、高値の裾を長く引いた分布だからで、ヒストグラムを見ると120〜140万円台に最も山があり(301件)、そこから300万円台後半まで細く長い尾が伸びている。
最安層(下位5%)は57万円、最上層(上位5%)は411万円。つまり同じ「ミニクラブマン」という一語で、軽自動車の中古並みの価格から、輸入新車のミドルクラスに手が届く価格まで7倍以上の幅がある。ここが本車種のいちばん厄介で、いちばん面白いところだ。世代(初代R55/2代目F54)、エンジン(1.5L直3/2.0L直4/ディーゼル)、限定車の有無が価格軸を何本も走らせている。
サイトごとの色も出ている。価格中央値はカーセンサー190万円、価格.com 180万円、車選びドットコム199万円、グーネット175万円。年式中央値はいずれも2018年で揃うため、価格差は在庫の質と表記のクセによるものと読める。カババは10件の価格データしかなく中央124万円だが、これは少数の参考値だ。
掲載の入れ替わりも活発だ。本集計の期間中に新たに掲載開始されたのは1230件、掲載終了は966件。掲載終了までの滞在日数は中央値29日で、安めの4分の1は13日で消えている。前月の中央値19日からは伸びたが、それでも1か月見ないでいると、目を付けた個体の半分は掲載を終えている計算になる。
年式別の相場と世代の断層
年式を1本ずつ並べると、この車種の値付けは驚くほど素直な階段になっている。ただし段差の高さが均一ではない。
当サービスの集計による年式別の中央価格は下表の通り。
| 年式 | 件数 | 中央価格 | 走行距離中央値 |
|---|---|---|---|
| 2010年 | 73 | 56万円 | 7.3万km |
| 2012年 | 102 | 80万円 | 7.1万km |
| 2013年 | 124 | 106万円 | 6.1万km |
| 2014年 | 38 | 110万円 | 6.2万km |
| 2015年 | 70 | 120万円 | 6.1万km |
| 2016年 | 348 | 137万円 | 6.5万km |
| 2017年 | 392 | 149万円 | 6.2万km |
| 2018年 | 333 | 169万円 | 5.5万km |
| 2019年 | 323 | 205万円 | 4.6万km |
| 2020年 | 277 | 269万円 | 3.7万km |
| 2021年 | 305 | 310万円 | 3.6万km |
| 2022年 | 224 | 355万円 | 2.5万km |
| 2023年 | 253 | 387万円 | 2.0万km |
| 2024年 | 31 | 540万円 | 1.8万km |
注目すべき段差は3つある。ひとつは2014年→2015年。2代目F54が登場した年(2015年11月フルモデルチェンジ)だが、価格差は110万円→120万円と10万円しかない。2015年式は登録月の関係で初代・2代目が混ざる帯であり、両側リアドアのF54を確実に狙うなら2016年式(137万円、348件)以降を見るほうが確実だ。
ふたつめ、そして最も大きいのが2018年→2019年の36万円差だ。169万円から205万円へ跳ねる。2019年10月のマイナーチェンジでグリルが刷新され、ユニオンジャック風のLEDリアランプが与えられ、変速機が7速デュアルクラッチ(2ペダルの多板クラッチ式AT)に切り替わった。2019年式は改良前後が混在するため、この36万円差は「改良後の値打ち」がそのまま反映されたものではない。だが2020年式が269万円まで一気に上がることを見れば、改良後の個体が明確なプレミアムを持っていることは読める。狙い目としては、2019年式の下位帯(安めの4分の1が175万円)から改良後の個体を探すのが最もコスパが良い、と本集計からは見える。
みっつめは2023年→2024年の153万円差。ただしこれは前述の通り31件の参考値で、生産終了年ゆえに国内320台限定のファイナルエディションが混ざる。純粋な年式プレミアムというより「最終ロットの希少性」が数字を押し上げた構図と解釈できる。
逆に初代R55側は、2008年60万円、2009年68万円、2010年56万円と年式順に並んでいない。台数が40〜70件台で、走行距離も7〜8万km台に集中しており、年式よりも個体状態が価格を決める領域に入っている。ここは「年式で選ぶ」発想を捨てたほうがいい帯だ。
グレード別の値付け
本集計でいちばん意外な数字は、これかもしれない。走りのクーパーSより、ディーゼルのクーパーDのほうが高い。
| グレード | 件数 | 中央価格 | 安め〜高めの4分の1 | 年式中央値 |
|---|---|---|---|---|
| クーパーD | 731 | 227万円 | 164〜308万円 | 2020年 |
| クーパーS | 550 | 138万円 | 100〜188万円 | 2016年 |
| クーパー | 498 | 120万円 | 73〜170万円 | 2016年 |
| クーパーSD | 333 | 209万円 | 160〜310万円 | 2019年 |
| JCW | 277 | 310万円 | 228〜415万円 | 2019年 |
| アントールド・エディション | 107 | 405万円 | 390〜420万円 | 2023年 |
差の正体は年式構成だ。クーパーDの年式中央値は2020年、クーパーSは2016年。ディーゼルは2016年4月の追加設定なので初代R55の個体が少なく、必然的に若い個体が中心になる。つまりクーパーDの227万円は「ディーゼルが高い」のではなく「若い個体が多いから高い」。実際に同年式で比べると、2019年式はクーパーD 189万円に対しクーパーS 217万円、2020年式は238万円対284万円と、むしろクーパーSが上に来る。グレード別の中央値だけを見て判断すると読み間違える典型例で、ここは年式と重ねて見る必要がある。
ジョンクーパーワークス(最高性能グレード)は中央310万円、277件。年式別に追うと2017年230万円、2018年239万円、2019年310万円、2020年378万円、2022年455万円、2023年460万円と、改良後(2019年10月以降、231ps→306ps)で明確に段が付いている。71万円の差が2018年→2019年に生じており、出力向上のインパクトが値札に出ていると読める。460万円という数字は、クラブマンの中で最も高くつく通常グレードだ。
限定・特別仕様の位置づけも面白い。アントールド・エディション(専用色セージ・グリーン、JCWエアロキット装備)は中央405万円、107件と意外に流通量がある。車種プロフィールに示された新車価格はクーパーD 469万円/クーパーSD 533万円。405万円なら残価率は86%前後(クーパーD基準)で、限定車としてはかなり値を保っている。ファイナルエディション(国内320台限定、新車554〜567万円)は14件で中央552万円。少数サンプルの参考値だが、新車価格をほぼ維持している水準だ。
エントリーのワン(ONE)は27件、中央120万円。台数が少ないため傾向として見る程度だが、内容から言えば「クーパーとほぼ同価格」に落ち着いている。特別仕様のバッキンガム(ONEベースにナビ・LED等を標準装備)は45件、159万円。装備充実の割に手が届く価格で、実用重視の読者には有力な選択肢と見える。
なお今月は、当サービスのグレード判定率が82.7%(前月89.1%)に下がっており、内訳の一部に判定精度の影響が含まれる可能性がある。前月の内訳との直接比較は避け、今月の数字として読んでいただきたい。
走行距離とコンディションでみる価格
走行距離帯で切ると、価格は年式よりもさらに素直に反応する。当サービスが収集した走行距離別の中央価格は、0〜1万km 370万円(107件・年式中央2023年)、1〜2万km 364万円(245件・2022年)、2〜3万km 319万円(434件・2021年)、3〜5万km 231万円(842件・2019年)、5〜8万km 144万円(968件・2017年)、8〜12万km 95万円(439件・2016年)、12万km以上 60万円(57件・2013年)。
ここで目を引くのは、0〜1万kmと1〜2万kmの差がわずか6万円しかないことだ。つまり「ほぼ新車級」を狙って超低走行にこだわる価値は、価格差の観点では薄い。年式中央値が1年違うことを差し引けば、1〜2万km帯のほうが実質的にお得と読める。逆に3〜5万km帯(842件)から5〜8万km帯(968件)へ移ると231万円→144万円で87万円落ちる。この2帯の境界が、本車種における最大の価格の崖だ。予算200万円前後の読者は、この崖のどちら側で妥協するかが最大の判断ポイントになる。
年式と距離を重ねると、掘り出せる帯も見えてくる。2019年式の5〜8万km帯は111件で中央175万円。同じ2019年式全体の中央205万円より30万円安く、距離を許容できるなら改良後世代に手が届く可能性がある。逆に2016年式の0〜1万km帯は5件で231万円と、同年式中央137万円の1.7倍。極端な低走行には強いプレミアムが乗る。
コンディション面では、車検の残り期間データも集まっている。本集計で車検情報が取れた2156件のうち、残り0〜6か月が260件、6〜12か月が314件、12〜18か月が230件、18〜24か月が103件。車検残の有無で価格を比べると、残ありが中央186万円、車検整備付/なしが181万円で差は2.8%。少数の参考値であり、出品者の属性とも絡むため「車検残があるから高い」と単純化はできないが、価格に大きな影響は与えていないと読める。
輸入車としての維持費も忘れずに。車種プロフィールによればガソリン車はハイオク推奨、ランフラットタイヤ採用グレードは交換費用が高め、4WD(ALL4)は駆動系の整備コストが加算される。8〜12万km帯の95万円という数字は魅力的だが、購入後の予備費を50万円単位で見ておく発想は要るだろう。
属性別の供給 — MT/AT・色・地域・修復歴
属性別の数字には、いくつか読み解きに注意が要るものが混じっている。まずミッション。当サービスの集計では MT 885件・中央189万円、AT 1349件・中央185万円。差はわずか4万円だ。ただし2代目F54は6MT設定が限られ、2019年以降は7速デュアルクラッチが主力になる。この「MT 885件」という数字は表記の取り方に左右されている可能性が高く、変速機情報が取れているのは全体の71.5%にとどまる。MTを本気で探すなら、件数の多寡ではなく個体ごとの装備表記を確認するのが確実だ。
色は明確に価格差が出ている。黒系742件が中央243万円で最多かつ最高値、続いて緑系172件が295万円、赤系245件が199万円、銀・灰系494件が189万円、白系418件が183万円、青系183件が126万円、橙・茶系118件が98万円。緑系の295万円は全体中央185万円を110万円上回る。車種プロフィールにあるようにブリティッシュ・レーシング・グリーンはJCW専用色、そしてアントールド・エディションの専用色はセージ・グリーンだ。仮説として、緑系の高値は色そのものの人気ではなく、高価格グレードに緑が集中しているという構成の影響と考えるのが妥当だろう(確証なし)。青系と橙・茶系が安いのも同様に、初代R55の設定色や旧年式が多く含まれている可能性がある。色で相場を判断するのは危うい、というのが本集計から得られる教訓だ。
地域分布は東京都367件(中央248万円)、愛知県348件(161万円)、埼玉県263件(150万円)、大阪府252件(240万円)、千葉県207件(167万円)、神奈川県169件(211万円)と続く。東京と埼玉で98万円、東京と愛知で87万円の差がある。件数は近いのに価格帯が違うのは、扱う店舗の性格が地域ごとに異なるためと読める。予算重視なら埼玉・愛知、若い高年式や限定車を探すなら東京・大阪という使い分けが、数字の上では成立する。
修復歴については、データが取れた2536件のうち「あり」が35件、「なし」が2501件。ありは全体の1.4%にすぎず、中央価格は150万円対186万円で19.6%の値引き幅がある。ただし35件という少数サンプルなので、割引率は傾向として見る程度に留めたい。逆に言えば、修復歴なしの個体を探すのに苦労する車種ではない。
データが示す「お得ゾーン」と「プレミアムゾーン」
最後に、当サービスの集計から「安い側」と「高い側」の顔ぶれを覗いてみよう。
下位10%の入口は78万円以下。該当306件の年式中央値は2011年、走行距離中央値は8.6万km。グレード内訳はクーパーが46.1%、クーパーSが28.8%、判別できなかったものが20.9%で、ディーゼルやJCWはほとんど含まれない。つまりこの帯は「初代R55のガソリン車、10万km手前」がほぼ全てだ。修復歴ありの比率は3.6%にとどまる。右側だけに開くクラブドアという初代固有のギミックを、80万円以下で味わえる。ただし前提として、輸入車の部品代・工賃を国産コンパクトと同列に考えないこと。この帯は「安く買って手をかけられる人」の領域だ。
上位10%の入口は373万円。305件の年式中央値は2023年、走行1.9万km、修復歴ありは0件。内訳はJCWが29.5%、アントールド・エディションが28.2%、クーパーDが11.1%、クーパーSDが7.9%、ファイナルエディションが4.6%。306psの最強グレードと限定車が、この帯の6割を占めている。後継の設定されない車型の最終期・限定仕様が集まっているわけで、コレクター的な視点で選ぶならここになる。
そして中間の120〜200万円台。ヒストグラムの山がここにあり、120〜140万円が301件、140〜160万円が251件、180〜200万円が236件と、選択肢がもっとも豊富だ。2016〜2018年式のF54を狙う読者にとっては、比較対象が多いという意味で最も有利な帯と言える。
だが、ここで現実的な問題がある。本集計の期間中、掲載終了までの滞在日数は中央値29日、安めの4分の1は13日で姿を消している。3126件のうち966件が期間中に掲載を終えた。条件を絞れば絞るほど、母数は数十件、数件に落ちる。たとえば「2019年式以降のJCW、走行3万km以下、修復歴なし」まで詰めれば、5サイト全体を見渡してもおそらく片手で数えられる数だろう。その数件が、2週間で入れ替わっていく。週末にサイトを巡回する運用では、半分は取りこぼす計算になる。日々の自動追跡が要るのは、希少だからではなく、回転が速いからだ。
よくある質問(当サービス集計での回答)
Q1. ミニクラブマンの中古相場はいくらですか?
当サービスの集計(5サイトから収集した3126件、2026年8月8日〜9月7日)では、価格中央値は185万円です。安めの4分の1が126万円、高めの4分の1が298万円、最安層(下位5%)は57万円、最上層(上位5%)は411万円。初代R55の古い個体からファイナルエディションまで含むため、7倍以上の価格幅があります。予算を決める際は年式と走行距離を先に固めるのが現実的です。
Q2. 買い時はいつでしょうか?
当サービスの集計では、価格中央値は2026年5月167万円、6月187万円、7月186万円、8月181万円、9月185万円と、直近5か月は180万円台前後で横ばいです。前月比では中央値185万円(+4万円、+2.2%の上昇)。一方で掲載中の台数は1644件から2160件へ増えており、選択肢は広がっています。相場が急に動く局面ではないので、「値下がりを待つ」よりも「条件に合う個体が出た瞬間に動く」ほうが合理的と読めます。
Q3. 狙い目の年式はどこですか?
本集計の年式別中央価格では、2018年式169万円から2019年式205万円へ36万円の段差があります。2019年10月のマイナーチェンジでグリル刷新・7速デュアルクラッチ化が行われたため、この境界が価格の分かれ目です。コスパ重視なら2019年式の安めの帯(下位の目安175万円)から改良後の個体を探すのが有力。予算を抑えるなら2016年式137万円(348件)、2017年式149万円(392件)が台数も多く比較しやすい帯です。
Q4. 走行距離はどこまで許容できますか?
当サービスの集計では、3〜5万km帯が中央231万円(842件)、5〜8万km帯が144万円(968件)で、この境界に87万円の崖があります。8〜12万km帯は95万円(439件)、12万km以上は60万円(57件)。価格面では距離を許容するほど有利ですが、車種プロフィールにある通り輸入車の部品代・工賃は国産車より高めで、ランフラットタイヤやALL4(4WD)はさらに費用が乗ります。距離を伸ばして浮かせた分を整備予備費に回す前提で考えるのが安全です。
Q5. グレードによる価格差はどれくらいですか?
本集計のグレード別中央値は、クーパーD 227万円(731件)、クーパーSD 209万円(333件)、クーパーS 138万円(550件)、クーパー 120万円(498件)、JCW 310万円(277件)。ただしディーゼルが高く見えるのは年式構成の影響で、クーパーDの年式中央値は2020年、クーパーSは2016年です。同年式で比べると2020年式はクーパーD 238万円に対しクーパーS 284万円と逆転します。グレード別の数字は必ず年式と重ねて見てください。
Q6. 生産終了した車種として、今後の価値はどう見ればいいですか?
当サービスの集計から言えるのは、限定車の値持ちの良さです。アントールド・エディションは中央405万円(107件)で新車価格469万円に対し残価率86%前後、ファイナルエディションは中央552万円(14件・少数の参考値)で新車554〜567万円をほぼ維持しています。車種プロフィールによれば2024年2月に生産終了し、後継モデルは設定されない方針が示されています。希少性が今後高まるという業界メディアの見方はありますが、これは観測・推測の域であり、当サービスのデータで将来価格を保証するものではありません。
Q7. 狙いの条件でミニクラブマンの新着を毎日追うには?
当サービスの集計データは、そのまま監視サービスとして使えます。LINEで「中古車ウォッチ」を友だち追加し、車種名を送るだけで監視が始まり、カババ・カーセンサー・グーネット・価格.com・車選びドットコムの5サイトを毎日自動巡回して、新着・価格変動・掲載終了を通知します。年式・グレード・価格帯・走行距離・地域の複合条件で絞り込めるので、たとえば「2019年式以降のJCW、3万km以下、修復歴なし」といった条件も設定可能。無料プラン(24時間遅延・1車種)から試せて、有料はリアルタイム通知とAI分析込みで月780円からです。本集計の滞在日数は中央値29日、安めの4分の1は13日ですから、通知の速さがそのまま選択肢の数になります。
2026年9月のハイライトと注意点
今月の主役は、間違いなく2024年式だ。当サービスの集計で中央価格が426万円→540万円へ、+114万円の上昇。31件という少数の参考値ながら、その内訳にはファイナルエディション(国内320台限定、中央552万円・14件)が含まれる。生産最終年の個体が高値帯に集まる構図が、数字として立ち上がった月と言える。一方で2012年式は103万円→80万円へ。同じ車種の中で、上と下がそれぞれ逆方向へ広がった格好だ。
ただし読み方には2つ注意が要る。ひとつは、本集計が5サイトの掲載データに基づくもので、ディーラー店頭のみの車両や個人間売買は含まれないこと。もうひとつは、価格.comの掲載車両が他サイトと重複している場合があり、同一車両を別の掲載として数えていることだ。台数の絶対値ではなく、価格帯の分布と段差の位置を読む資料として扱うのが正しい使い方だと考えている。
本レポートは、中古車ウォッチが 5サイト(カババ, カーセンサー, グーネット, 価格.com, 車選びドットコム)から自動収集した掲載データ 3126台(2026-08-08 〜 2026-09-07)を集計した分析です。日本の中古車市場全体の動向を示すものではなく、掲載データからは売買の成約は分かりません。購入判断は必ず現車確認と販売店への確認のうえで行ってください。次回の更新は来月初旬を予定しています。
3,126台超のミニクラブマンから条件に合う1台を
特に 2019年式以降のJCW, アントールド・エディション, 3〜5万km帯のクーパーD は出物が出ると早く動きます。5サイトの新着を30分ごとにチェックして、LINEで即通知。
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- 2026年9月8日 ミニクラブマンの中古車相場ガイド(この記事)
- 2026年8月5日 ミニクラブマンの中古車相場ガイド
- 2026年7月4日 ミニクラブマンの中古車相場ガイド
- 2026年7月3日 ミニクラブマンの中古車相場ガイド
- 2026年6月3日 ミニクラブマンの中古車相場ガイド
- 2026年5月1日 ミニクラブマンの中古車相場ガイド
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※ この記事のデータは中古車ウォッチがカババ・カーセンサー・グーネット・価格.com・車選びドットコムを横断して収集した2026年9月8日時点の情報です。実際の価格・在庫は各サイトにてご確認ください。