ホンダ シビックタイプRの中古車相場ガイド
市場サマリー
現在の市場概況
2026年4月時点で、ホンダ シビックタイプRは15の中古車サイトに合計1,873台が掲載されています。
シビックタイプRはホンダのスポーツスピリットを象徴するモデル。EK9に始まり、EP3、FD2、FK8、そして現行FL5まで、各世代がホンダのエンジン技術の粋を集めた名車です。近年は初代EK9のプレミアム化が顕著で、20年以上前の車が現行型に迫る価格で取引されています。
走行中央値6.6万km。タイプRらしくスポーツ走行に使われてきた個体が多いですが、FK8以降は比較的低走行の個体も目立ちます。
世代別の相場
| 世代 | 台数 | 価格帯 | 中央値 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| EK9 (~2000) | 53台 | 220〜509万円 | 350万円 | 初代タイプR。軽量VTECの原点 |
| EP3 (2001-2006) | 27台 | 126〜312万円 | 200万円 | 3ドアハッチ。最も手頃 |
| FD2 (2007-2010) | 263台 | 110〜559万円 | 294万円 | 4ドアセダン。K20Aの集大成 |
| FK8 (2017-2021) | 153台 | 315〜585万円 | 458万円 | 2.0Lターボ。ニュル最速 |
| FL5 (2022~) | 51台 | 155〜586万円 | 569万円 | 現行型。抽選販売でプレミアム |
EK9(~2000年):220〜509万円(中央値350万円)
初代シビックタイプR。B16Bエンジンを搭載した軽量VTECの原点であり、ホンダスポーツの象徴です。プレミアム化が進行しており、中央値350万円は20年以上前の車としては驚異的な価格。程度の良い個体は500万円に迫ります。
EP3(2001-2006年):126〜312万円(中央値200万円)
3ドアハッチバックの英国生産モデル。最も手頃なタイプRで、中央値200万円はタイプR入門として最適な価格帯です。ただし流通27台と少なく、条件に合う個体を見つけるには根気が必要です。
FD2(2007-2010年):110〜559万円(中央値294万円)
4ドアセダンのタイプR。K20A VTECの集大成と呼ばれるエンジンは、8,400rpmまで回る高回転NAの極致です。263台と流通量が最も多く、選択肢が豊富。110万円台の手頃な個体から500万円超の極上車まで幅広い価格帯です。
FK8(2017-2021年):315〜585万円(中央値458万円)
タイプR初のターボエンジン(K20C)搭載モデル。ニュルブルクリンクFF最速記録で話題となりました。153台が流通し、300万円台後半から探せます。NAからターボへの転換点となったモデルです。
FL5(2022年~):155〜586万円(中央値569万円)
現行型シビックタイプR。新車は抽選販売のため、中古市場にプレミアムが付いています。中央値569万円は新車価格を上回る水準。即納で乗れるメリットはありますが、プレミアム分の出費は覚悟が必要です。
ミッション
MT 99%以上(589台)。タイプRはMTのみの設定です(EP3/EK9の一部を除く)。
タイプRは「MTで走りを楽しむ車」という思想が一貫しており、AT/CVTの設定はありません。これはホンダのスポーツカーに対する哲学そのものであり、MTを操る楽しさを最大限に味わえるモデルです。
走行距離の分布
| 走行距離 | 台数 | 備考 |
|---|---|---|
| 3万km以下 | 78台 | FK8/FL5の低走行車が中心 |
| 3〜5万km | 92台 | 程度良好な個体 |
| 5〜8万km | 136台 | FD2に多い価格帯 |
| 8〜10万km | 108台 | EK9/FD2が中心 |
| 10万km以上 | 133台 | 高走行だがVTECは頑丈 |
中央値は6.6万km。5〜8万kmの個体が136台と最多。タイプRはスポーツ走行で使われることが多い反面、ホンダのエンジンは高回転を多用しても壊れにくいという定評があります。ただしサーキット使用歴のある個体は足回りやブレーキの消耗に注意が必要です。
注目の掲載物件
タイプRとしては最安価格帯。100万円台でホンダのタイプRバッジを手に入れられる。年式は古いがエンジンの耐久性には定評あり。
低走行の現行FL5。新車抽選に外れた人にとっては貴重な選択肢。1.4万kmとほぼ新車同様のコンディション。
初代EK9の極上車。B16B VTECの原体験を求めるコレクターに。500万円超は程度の証。
購入時のチェックリスト
- VTECの切替時の異音(EK9/FD2) -- VTEC切替時に異音がある場合はロッカーアーム等の問題。高回転域で確認
- ターボ系の過給圧チェック(FK8/FL5) -- ブーストアップ等のチューニング履歴がないか。純正ブースト圧の確認
- リミテッドスリップデフの状態 -- ヘリカルLSDの効きが弱くなっていないか。タイトコーナーでの挙動を確認
- クラッチ残量 -- MTのみの車種のため、クラッチの消耗度合いは必ず確認。交換履歴もチェック
- スポーツ走行歴(サーキット使用) -- サーキット走行歴のある個体は足回り・ブレーキの消耗が激しい。整備記録を確認
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- 2026年4月4日 中古車相場ガイド(この記事)
※ この記事のデータは中古車ウォッチがカーセンサー・グーネット・価格.com・ヤフオク・ネクステージ・カババ・車選びドットコムなど15サイトを横断して収集した2026年4月4日時点の情報です。実際の価格・在庫は各サイトにてご確認ください。