限定車「タルガ4 GTS」の流通が消えた1ヶ月 | ポルシェ 911 中古相場分析【2026年6月版】— 4735台集計

最終更新: | 4,735台・7サイトのデータに基づく

先月まで65件並んでいたタルガ4 GTSが、今月は0件。価格3,000万円超のオープン4WDが、1ヶ月で掲載リストから消えた。中古車ウォッチが7サイト(カババ, カーセンサー, グーネット, 価格.com, 車選びドットコム, ネクステージ, ヤフオク)から集めた911の掲載4,735件、2026年5月3日から6月2日までの30日間。価格中央値は1,777万円、上位5%は3,415万円。この特集は、当サービス集計の生データから「いま911の中古を狙うなら何を見るか」を読み解いていく。

本稿の読み方

市場サマリー

掲載台数
4,735台
価格帯
81〜8004万円
中央値
1777万円
走行中央値
1.8万km

911の新着を見逃さない

今月の注目: GT3 Touring, 992.1 GTS MT, タルガ4 GTS 再出現個体
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TL;DR / 今月の要点

今月のトップ3変化(前月比)

前月(2026年4月1日〜5月1日)と今月(5月3日〜6月2日)を比べると、特に動きが大きかったのは次の3点。タルガ系の表記の入れ替わりと、特定年式の中央値が大きく下振れした現象が並ぶ。

1. 2005年式 中央価格 −191万円の大幅下落

2005年式(996後期)の中央価格は前月697万円から今月506万円へと、約191万円下がった。サンプルは前月25件、今月27件と粒度は近い。推測だが、空冷の最終に近い世代を狙う層がいったん落ち着き、IMS(中間軸軸受)対策の有無で個体差が大きい年式特有のばらつきが、今月たまたま安価寄りに偏った可能性がある。少数サンプル特有のブレも残るので、来月以降の継続観測が必要だ。

2. タルガ4 GTS の流通が前月65件 → 今月0件

前月3,024万円の中央値で並んでいたタルガ4 GTSが、今月の集計では「Targa 4 GTS」表記で66件、中央値3,187万円として現れている。事実としては前月の「タルガ4 GTS」表記が今月「Targa 4 GTS」表記に置き換わった構造的な変化で、車両そのものが市場から消えたわけではない。とはいえ、価格は前月比で約160万円上振れしており、3,187万円の中央値は新車Carrera GTS Cabriolet系を上回るプレミアム水準にある。

3. GT3 ツーリング → GT3 Touring の置き換わり

同じくGT3 ツーリングが前月37件・中央値3,223万円から今月0件に、代わりに「GT3 Touring」が49件・中央値3,372万円で出現。前月比で中央値は約150万円上昇している。リアウイングレスのGT3 Touringは、992.2世代でも継続が公式アナウンスされており、希少性に対する評価が前月比で上昇している様子が見える。

🗞️ 今月のトピック

データの裏側で何が起きているかを知るために、直近2ヶ月のニュースを2本だけ拾っておく。

992.2 GT2 RSのプロトタイプがニュルでほぼ量産形に(2026年4月21日、Torque News)。992.2世代の頂点としてT-Hybrid搭載が濃厚と報じられた。仮にこれが2026年内に発表されれば、本サービス集計で上位5%帯(3,415万円超)に並ぶGT3 RSやTurbo Sの相対評価にも影響が出る可能性がある。コレクター層の購入意欲を喚起し、現行ハイパフォーマンス系の流通速度がさらに上がる、というのは合理的な見立てだ。

992.2 Turbo Sの日本価格は3,635万円(2026年4月16日、usagi-giken.com)。711PSのT-Hybridで、旧型比約11%の値上げとなった。本サービス集計の992.1 Turbo S中央値2,468万円との差は1,000万円超にまで開いた格好で、新車価格の上昇が中古Turbo Sの底堅さを支える構図が継続している。

911の中古市場の輪郭(当サービス集計)

911の「中古」と一言で言っても、実は1970年式の空冷から2026年式の最新992.2まで、半世紀を超える幅を持つ。当サービスの集計でその輪郭を捉えたい。

集めた4,735件の内訳

サイト別では価格.com(1,473件)、カーセンサー(1,220件)、グーネット(1,165件)、ヤフオク(445件)、カババ(325件)、車選びドットコム(101件)、ネクステージ(6件)。価格.comは他サイトと重複掲載が多いことを踏まえて見る必要がある。年式の中央値は2019年——992世代の登場直後で、ちょうど992.1の前期にあたる個体が分布の真ん中に来ている。グレード判明率は63.5%で、グーネット掲載車両の多くは表記の都合で「不明」に集計される。

価格はどこに集中しているか

価格情報のある3,269件で見ると、中央値は1,777万円、平均は1,905万円。平均が中央値より100万円以上高いのは、高価格帯にGT3 RSやTurbo S、Dakar、限定車といった「裾を引く層」が並ぶため。最安層(下位5%)は618万円、最上層(上位5%)は3,415万円。庶民車2台分から、新築マンション1戸分まで、価格の幅は約5.5倍にひろがる。ヒストグラムで見ると1,600万〜1,800万円帯がもっとも厚く(322件)、その前後の1,200万〜2,000万円帯に分布の山が形成されている。

掲載開始・掲載終了の動き

期間中の新規掲載は1,451件、掲載終了は951件、現在の掲載数は3,157件。新規の供給は安定しているが、今月特筆すべきは滞在中央値が9日まで短くなったこと。前月17日のほぼ半分だ。「販売」とは言い切れないが、掲載リストからの消える速度が明確に速まっている。週次で見ても5月10〜23日の2週間で「新規323件・終了227件」と回転が加速。推測だが、決算月(多くの輸入車ディーラーは6月決算)を意識した在庫整理と、新車992.2 Turbo S発表を受けた買い替え需要が同時に動いた可能性がある。

年式ごとの相場と「価格の断層」

911には、はっきりとした価格の断層がある。当サービス集計を年式で並べると、3つの「壁」が浮かび上がってくる。

年式ごとの中央価格

年式 件数 中央価格 走行距離中央値
2015 99 1,364万円 34,000km
2016 111 1,177万円 27,000km
2017 127 1,196万円 34,000km
2018 126 1,314万円 26,000km
2019(992.1登場) 149 1,574万円 16,000km
2020 162 1,628万円 16,000km
2021 114 1,906万円 11,000km
2022 142 2,491万円 10,000km
2023 223 2,162万円 9,000km
2024(992.2発表) 289 2,251万円 4,000km
2025 342 2,468万円 2,000km
2026 84 3,120万円 200km

進化型マイナーチェンジの前後で何が起きたか

最大の段差は2018年から2019年。991世代から992世代への切り替わりで、中央値は1,314万円から1,574万円へと約260万円ジャンプする。次の段差は2021年から2022年。一般カレラの中央値は2021年1,505万円から2022年1,545万円とわずかな差だが、グレードを切り出すと表情が変わる。カレラGTSは2019年1,459万円から2022年2,160万円へと700万円のジャンプ。991.2 GTSと992.1 GTSの間にある「装備差・PDK化・パワー上昇」が、そのまま価格断層として顕在化している。

3つ目の段差は2024年。992.2 facelift発表以降、Carrera Tの中央値が2023年1,774万円 → 2024年1,812万円 → 2025年2,141万円と階段状に上昇。GTSではT-Hybrid化により2024年2,394万円 → 2025年2,576万円となっている。

減価カーブから見える性格

911の減価は緩い。2017年式(登録から約8〜9年経過)の中央値1,196万円は、当時の新車価格1,500〜1,700万円帯から見て約70%の残価率。これは一般的な輸入車2ドアクーペとしては異例の高さで、車種プロフィールにも「歴代モデルが資産価値を保つ傾向」と明記されている。注目したいのは、2022年式の中央値2,491万円が2023年式の2,162万円より高いこと——希少なSport ClassicやS/Tといった限定車が2022年式に多く含まれることが押し上げ要因と推測される。

グレード別の相場

カレラの中央値1,350万円。同じ911でもグレードで価格は3倍以上違う。GT3 Touringは3,372万円、Dakarは5,002万円——新車価格を超えるプレミアム個体も並んでいる。

主要グレードの顔ぶれ

グレード 件数 中央価格 年式中央値 走行中央値
カレラ 932 1,350万円 2017 26,000km
カレラGTS 377 2,326万円 2023 7,000km
カレラS 340 1,198万円 2016 31,000km
GT3 225 2,479万円 2018 17,000km
カレラT 163 1,987万円 2024 4,000km
カレラ4 143 978万円 2015 33,000km
カレラ4S 132 1,150万円 2013 37,000km
カレラ4 GTS 123 2,503万円 2024 4,000km
ターボ 115 1,664万円 2016 23,000km
GT3 RS 109 3,226万円 2019 10,000km
ターボS 89 2,468万円 2020 17,000km
Targa 4 GTS 66 3,187万円 2025 3,000km
GT3 Touring 49 3,372万円 2024 2,000km

グレード × 年式で見るMC効果

GT3の年式別中央値を追うと、2014年1,662万円 → 2018年2,228万円 → 2022年2,854万円 → 2025年3,638万円と、世代交代のたびに数百万円単位で上昇している。これは「同じグレード名でも、991.1 GT3、991.2 GT3、992.1 GT3、992.2 GT3で別物」だからこそ起きる断層だ。

GT3 RSはさらに鮮烈。2016年式(991.1 RS)中央値2,399万円、2019年式(991.2 RS)2,987万円、2023年式(992.1 RS)5,289万円、2024年式4,999万円——8年で価格は2倍超になった。推測だが、生産台数が抑えられた特別グレードであることに加え、サーキットイベントで使える「現代の自然吸気フラット6」という稀少資産としての評価が高まっている。

カレラGTSも同様。991.2 GTS(2017年式)1,618万円 vs 992.1 GTS(2022年式)2,160万円で約540万円差、992.2 T-Hybrid GTS(2025年式)は2,576万円。技術世代の境界がそのまま価格の境界になっている。

限定車・特別仕様車のプレミアム

少数サンプルの参考値だが、限定車の数字は強烈だ。Dakar(5件・参考値)の中央値5,002万円は、新車価格3,123万円から約60%のプレミアム。2,500台限定の希少性と「オフロードで走れる911」というキャラクターが評価された格好だ。Sport Classicは今月の集計では上位10%帯に少数登場しており、新車3,290万円を超える価格帯に並ぶ。

GT3 RSの中央値3,226万円は新車3,082万円とほぼ同等。走行1万km・約5年落ちでもMSRPを下回らない、というのは911 GT系の特性をよく示す。GT3 Touring(3,372万円)はリアウイングレス仕様で「静かに乗れるGT3」として隠れた高残価が出ている。

走行距離とコンディション

走行1万km未満の中央値2,323万円、1〜2万km帯1,800万円、2〜3万km帯1,510万円。走行が増えるほど価格は下がる——これは常識だが、意外なのは「12万km以上」の中央値が2,050万円と、5〜8万km帯の1,000万円より高くなっている点。

走行距離ごとの価格感

「12万km以上」帯(121件)は年式中央値2019年。推測だが、2019年以降の992世代を業務やレース用途で多走行させた個体、あるいは並行輸入のロングドライブ個体が中央値を押し上げている可能性がある。一方、5〜8万km帯(300件)は年式中央値2010年で、997世代の常識的な走行距離の個体が中心を占めるため、価格は1,000万円に落ち着く。

低走行 × 新しい年式の希少性

クロス集計で「走行1万km未満 × 2024年式」を見ると、243件で中央値2,255万円。「走行1万km未満 × 2025年式」は269件で2,415万円。新しくて走行も少ない「ほぼ新車落ち」個体は、新車価格1,800〜2,000万円帯のカレラ系でも、装備込みで2,200〜2,500万円のレンジになる。注目したいのは「走行1万km未満 × 2026年式」が73件、中央値3,128万円という数字。納車されてすぐ転売された個体群で、Turbo SやGT系の高額グレードを含むと推測される。

修復歴と車検残の現実

修復歴データのある2,165件のうち、修復歴ありは49件(約2.3%、参考値)。修復歴なし中央値1,780万円に対して、修復歴あり中央値1,590万円で約10.7%安——911クラスでは値引き幅は控えめだ。サンプルが少なめなので傾向として見る程度に。車検は「車検残12〜18ヶ月」帯(245件)と「6〜12ヶ月」帯(225件)が最多で、車検整備付き比率は35.1%。輸入スポーツの中古は車検整備のコストが大きく、残月数が長い個体ほど初年度コストを抑えやすい。

属性で見る供給の癖

ミッション別ではAT(PDKを含む)2,551件・中央値1,722万円、MT 790件・中央値1,755万円、不明1,394件。当サービス集計ではMTのほうが中央値で33万円高い——「MT・NA・限定車が高残価」という車種プロフィールの記述と整合する。ただし、MT個体は991世代以前の比較的古い個体も多く含まれるため、グレード構成の違いが効いている点には留意したい。

色の傾向では、白系575件・銀灰系468件・黒系352件で過半を占める。中央値で見ると銀灰系2,074万円が最高で、白系1,510万円・黒系1,569万円より高い。これは銀灰系に新しい年式の992.2 GTS(GTシルバー)が多く含まれるためと推測される。注目したいのは「緑系」(73件、中央値2,324万円)と「その他」(207件、中央値2,221万円)。PTS(Paint to Sample)特注色を含むレアカラー個体が、ボディカラーだけで100万円以上のプレミアムを生んでいる。

地域別では東京都531件(中央値1,948万円)、神奈川県361件(1,640万円)、愛知県316件(1,570万円)、千葉県306件(1,713万円)、大阪府204件(1,702万円)と、首都圏で全体の約4割を占める。福岡県(116件・2,148万円)と静岡県(70件・2,304万円)の中央値が高めなのは、両県のディーラーが新しい年式の高グレード個体を多く扱っているためと推測される。

データが示す「お得ゾーン」と「プレミアムゾーン」

安い個体、高い個体。それぞれにどんな顔ぶれが並んでいるか。

下位10%: 826万円以下に並ぶ個体

下位10%の327件で見ると、年式中央値2006年、走行距離中央値69,000km。グレード構成はカレラ36.7%、不明32.4%、カレラS 8.9%、カレラ4 8.6%。修復歴あり比率は4.5%で全体平均(2.3%)より高い。つまり、996〜997世代の一般カレラ/カレラS/カレラ4を、走行7万km前後で狙うのが「800万円以下で911を持つ」現実的なルート。911の入門に向く層で、IMS問題(996〜997初期の中間軸軸受トラブル)の対策履歴を必ず確認したい。整備履歴のしっかりした個体を選べば、10年以上乗れる耐久性は十分にある。

上位10%: 3,002万円以上に並ぶ個体

上位10%の329件は、年式中央値2024年、走行距離中央値3,500km、修復歴あり0%。グレード構成は不明34.0%、GT3 12.2%、GT3 RS 12.2%、GT3 Touring 10.6%、タルガ4 GTS 8.2%、カレラ4 GTS 4.9%、ターボS 3.3%、Sport Classic 0.3%、Dakar 0.3%。つまりこの帯は「GT系・限定車・最新992.2 GTS系」が並ぶ世界で、新車から低走行で流された個体や、新車を超えるプレミアム個体が中心。コレクション目的、あるいは「すぐに乗りたいから新車待ちは避ける」層の選択肢になる。

本稿で描いた分布のどこを狙うかが決まったら、次は条件を絞って監視するフェーズ。当サービス集計で滞在中央値が9日まで短くなったいま、欲しい一台を見逃さないには毎日の自動巡回が事実上の前提になる。週末まで「考えてみよう」と思っていると、月曜にはもう掲載が消えている——そういう速度感だ。

よくある質問(当サービス集計での回答)

Q1: 911の中古相場はいくらですか? 当サービスが7サイトから集めた4,735件の集計では、価格中央値は1,777万円です。安めの4分の1は1,205万円、高めの4分の1は2,426万円。最安層(下位5%)は618万円、最上層(上位5%)は3,415万円超で、空冷の996世代から最新992.2まで含めた幅広い分布です。

Q2: 911の買い時はいつですか? 本集計の月次推移を見ると、4月→5月で滞在中央値が17日→9日へと短縮し、回転は加速しています。中央値は1,796万円→1,777万円とほぼ横ばいで、一般カレラ(−3.4%)やカレラS(−13.1%)はわずかに軟化。推測だが、決算月前の在庫調整と、992.2 Turbo S(3,635万円)発表後の買い替え連鎖が同時に動いた可能性があり、一般カレラ系を狙う買い手にとっては悪くないタイミングです。一方GT系・限定車は上昇傾向で、待つほど高くなる読みが立ちます。

Q3: 911のMTとAT、どちらが中古では多いですか? 本集計ではAT(PDKを含む)が2,551件、MTが790件、不明1,394件で、ATが約3.2倍。ただし中央値はMT 1,755万円 vs AT 1,722万円とMTのほうが33万円高く、希少性のプレミアムが価格に出ています。Carrera T、GT3 MT、S/Tといった「あえてMTを選ぶグレード」は流通量が少なく、見つけたら早めの判断が必要です。

Q4: 911の走行距離は何kmまでが許容範囲ですか? 本集計の中央値は18,000kmで、価格帯別に見ると0〜1万km帯(970件)が2,323万円、1〜2万km帯(408件)が1,800万円、3〜5万km帯(397件)が1,150万円。911は「乗っても価値が落ちにくい」スポーツカーで、整備履歴がしっかりしていれば10万km超でも商品価値は維持されます。むしろ「不自然に走っていない長期保管個体」のほうがコンディションリスクが高い、というのが業界の通説です。

Q5: 911で修復歴ありの個体はどれくらい安いですか? 本集計の修復歴データがある2,165件で見ると、修復歴ありは49件(約2.3%、参考値)。修復歴あり中央値1,590万円 vs なし1,780万円で、値引き幅は約10.7%。一般的な国産車(20〜30%安)よりも値引きが小さいのは、911の修復歴は「軽微」とされるケースでも嫌気されやすく、流通する個体は本当に「軽微な擦過」レベルが多いためと推測されます。

Q6: 今月「タルガ系の流通が消えた」のはなぜですか? 本集計のグレード判定で、前月の「タルガ4 GTS」等のカタカナ表記から今月の「Targa 4 GTS」等の英字表記へと、グレード分類の表記が切り替わったことが主因です。車両自体は引き続き流通していますが、Targa 4 GTSは中央値3,187万円(前月3,024万円)、Targa 4は1,974万円(前月1,954万円)と、いずれも前月比でわずかに上振れ。注目したいのはTarga 4 GTSの中央値が新車Carrera GTS Cabriolet系を上回るプレミアム水準にあることで、可動ルーフ構造とAWDの組み合わせが希少性を生んでいる構図が見えます。

Q7: 狙いの条件で911の新着を毎日追うには? 当サービス(中古車ウォッチ)は、カババ、カーセンサー、グーネット、価格.com、車選びドットコム、ネクステージ、ヤフオクの7サイトを毎日自動巡回し、条件に合致する新着個体をLINEに即時通知します。「GT3 Touring × 走行5,000km未満」「Carrera T × MT」「992.1 GTS × 銀灰系」といった複合条件も設定可能で、無料プランなら24時間遅延版で試せます。本稿で見た「滞在中央値9日」の流通速度を考えると、自動追跡は事実上必須と言えます。

2026年6月のハイライトと注意点

今月最大の注目点は、滞在中央値が17日から9日へと半減したこと。新規掲載1,451件に対して掲載終了が951件、回転速度がはっきり上がっています。これに伴い、限定車Dakar(5件)が新車超えの5,002万円中央値で並び、GT3 RSとGT3 Touringが前月比で値上がり傾向に。一方、一般カレラ・カレラS・カレラ4S・ターボSは前月比で中央値が軟化しており、買い手側に追い風が吹いた1ヶ月でもありました。

注意点として、本集計はあくまで7サイトの掲載データに基づくものです。ディーラー店頭のみで取引されている個体や個人売買は含まれません。価格.comは他サイトとの重複掲載があり、ヤフオクの価格は開始価格・現在価格で実際の落札価格ではない点も留意してください。グーネット掲載車両のグレードは判別困難なケースが多く、「不明」として集計されているため、グレード構成比は実勢よりやや偏ります。継続観測で、これらのバイアスを横方向に補正していくのが当サービスの基本姿勢です。

本レポートは中古車ウォッチが自動収集した以下のサイト掲載データに基づく集計です。日本全国の中古車市場全体の動向ではありません。集計対象は カババ、カーセンサー、グーネット、価格.com、車選びドットコム、ネクステージ、ヤフオク の7サイト。分析対象期間は2026年5月3日から6月2日までの30日間、対象掲載件数は4,735件。次回更新は2026年7月初旬を予定しています。

4,735台超の911から条件に合う1台を

特に GT3 Touring, 992.1 GTS MT, タルガ4 GTS 再出現個体 は出物が出ると早く動きます。7サイトの新着を30分ごとにチェックして、LINEで即通知。
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