中古車ウォッチ

2026年4月6日

中古車サイト15社を20,000台のデータで比較|サイトごとの価格帯・特徴の違い

中古車を探すとき、多くの人がカーセンサーかグーネットを開きます。でも、この2つのサイトにどんな違いがあるのか、他にどんなサイトがあるのか、知っている人は少ない。

15サイトに掲載されている20,000台以上の中古車データを集めて、サイトごとの特徴を数字で比較しました。

掲載台数の比較

同じ車種群(スポーツカー13車種)で各サイトの掲載台数を比較しました。

サイト掲載台数種別
価格.com7,201台比較サイト
カーセンサー5,130台ポータル
グーネット4,681台ポータル
スバル公式(スグダス)1,691台メーカー公式
車選びドットコム657台ポータル
カババ623台個人売買
ヤフオク438台オークション
マツダ公式391台メーカー公式
ネクステージ184台大手チェーン
日産公式134台メーカー公式
トヨタ公式98台メーカー公式
ホンダ公式(U-Select)82台メーカー公式

価格.comが最多なのは意外かもしれません。実は価格.comの中古車は複数の販売店の在庫を横断的に集約しており、カーセンサーやグーネットと一部重複しつつも独自の掲載があります。

価格帯:サイトごとの「客層」が全然違う

ここからが面白いところです。各サイトの掲載車両を価格帯で分類すると、それぞれの「得意ゾーン」が浮かび上がります。

サイト中央値300万未満300〜800万800万以上
価格.com278万円61%27%11%
グーネット328万円45%49%6%
ネクステージ345万円38%59%4%
車選びドットコム387万円25%65%9%
スバル公式416万円14%79%7%
カーセンサー546万円12%81%7%
ホンダ公式565万円6%93%1%
トヨタ公式597万円---
発見:価格.comは300万円未満が61%で「格安車の宝庫」。一方カーセンサーは300〜800万円が81%で中価格帯に特化。同じ「中古車サイト」でも掲載車両の価格帯がまったく違います。

価格.com:格安車の宝庫

中央値278万円。300万円未満が全体の61%を占めます。「とにかく安く探したい」なら価格.comが最も選択肢が多い。複数の販売店の在庫を集約しているため、他サイトで見つからない車が見つかることもあります。

カーセンサー:中価格帯に強い

中央値546万円。300〜800万円が81%。300万円未満はわずか12%。「それなりの予算で、ちゃんとした車を探す人」向けのサイトです。修復歴あり率5%と、掲載のクオリティも安定しています。

グーネット:幅広い価格帯

中央値328万円。300万円未満が45%、300〜800万円が49%。カーセンサーより安い車も多く掲載されており、間口が広い。「幅広く探したい」人に向いています。

ネクステージ:大手チェーンの安心感

中央値345万円。特筆すべきは修復歴あり率0%(今回のサンプル中)。修復歴車を扱わない方針の大手チェーンならではの特徴です。

メーカー公式サイト:知られていない穴場

トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、スバルなどのメーカー公式中古車サイトには、ポータルサイトにはない特徴があります。

メーカー走行中央値年式中央値特徴
日産公式0.1万km2020年ほぼ新車状態
マツダ公式0.8万km2022年試乗車上がりが中心
トヨタ公式2.0万km2023年認定中古車
ホンダ公式2.4万km2021年U-Select認定
スバル公式2.5万km2023年1,691台と豊富

日産公式の走行中央値0.1万km(=100km)は驚異的。ディーラー試乗車や展示車がそのまま認定中古車として販売されているためです。メーカー保証付きで、ほぼ新車と変わらない車が新車価格より安く手に入ります。

盲点:メーカー公式サイトにだけ掲載されている車があります。ディーラーが直接下取った車をポータルに掲載せず、自社サイトのみで販売しているケース。特にスバル公式(スグダス)は1,691台と掲載が多く、チェックする価値があります。

修復歴あり率の比較

サイト修復歴あり率
ネクステージ0%
価格.com2%
車選びドットコム2%
グーネット3%
ホンダ公式4%
カーセンサー5%
スバル公式7%

修復歴あり率が低いサイトが「良い」とは限りません。修復歴ありでも状態が良ければ割安で買えます。ただし修復歴車を避けたい人は、ネクステージのような「修復歴なし限定」のサイトから探し始めるのが効率的です。

結局、どのサイトで探せばいいのか

目的おすすめサイト
とにかく安く買いたい価格.com、グーネット
品質重視で安心して買いたいネクステージ、メーカー公式
豊富な選択肢から選びたいカーセンサー、グーネット
掘り出し物を狙いたいカババ、ヤフオク
ほぼ新車を安く買いたいメーカー公式サイト

最も重要なのは、1つのサイトだけ見ていると、他のサイトにある良い車を見逃すということ。カーセンサーにしか載っていない車、メーカー公式にしかない車、カババでしか出ない車。サイトごとに掲載車両が違う以上、複数サイトを見るほど選択肢は広がります。

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※ この記事のデータは中古車ウォッチが15サイトを横断して収集した2026年4月時点のデータに基づきます。スポーツカー13車種を対象としており、車種によってサイトごとの傾向は異なる場合があります。